exhibition

107愛媛大学ミュージアム改修工事完成記念展「米山と蘇山 I」

ミュージアムの改修工事完成を冠にした「米山と蘇山 I」が始まった。 皆川圀夫氏(元愛媛大学教育学部)の所蔵作品を中心に,米山と米山研究者・浅海蘇山の書が展示されている。 貴重な米山日記が愛媛大学図書館に所蔵されているのは浅海の尽力によってであ…

106東京富士美術館所蔵写真展「ロバート・キャパと過ごす時間/光の風景へ」および図録

いきなりトロツキーの写真が飛び込んできた。デンマークの学生を前にロシア革命史について講演するトロツキーである。キャパがコペンハーゲンで1932年11月27日に撮影したもので写真家としてのデビュー作という。つづけてコンタクト・シート(フィルムを現像…

105砂の美術館「第7期展示 砂で世界旅行・ロシア編――大国の歴史と芸術の都を訪ねて――」

スタバができたが砂場もある鳥取・砂丘「砂の美術館」に行く。 「氷河に眠るマンモス」,「リューリク――建国のヒーロー――」,「キリスト教の受容」,「豊かな民族性」,「タタールのくびき(モンゴル人支配の時代)」,「コサックの力」,「ピョートル大帝と…

104「三輪田米山特別展」および図録

伊豫豆比古命神社(椿神社)内椿会館で「三輪田米山特別展――雄渾自在・現代書の先駆者――」が始まった(入場無料,2014年5月2日〜6月1日)。6年前の同会館での「三輪田米山没後百年展」に続く開催である。この時は米山をまったく知らず企画自体も後知恵である…

103「柳瀬正夢1900-1945」展および図録

巡回展((1)北九州市立美術館本館,2013年12月14日〜2014年2月2日,(2)神奈川県立近代美術館葉山,2014年2月11日〜3月23日)の掉尾を飾る愛媛県美術館(→http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/index2.html,2014年4月5日〜5月18日)で鑑賞することができた…

102中原中也記念館

二度目の記念館(→http://www.chuyakan.jp/00top/01main.html)である。ちょうど開館20周年記念にあたっていた。常設展示「第11回常設テーマ展示「中也 愛の詩―いとしい者へ」と企画展「中原中也記念館の20年」をしていた。 近隣ホテルなどには記念館入場の…

101「愛媛大学蔵 三輪田米山名品展」

愛媛大学ミュージアム第2ゾーンリニューアル記念の米山展が始まった。何度か紹介してきた「六曲一双屏風」が展示できるように,大きなガラス展示ケースが入った。国宝級の屏風が常設展示となった。 今回の展示では,愛媛大学図書館が所蔵する米山作品と一部…

100「屋根からおりた瓦たち 菊間瓦展」

道後商店街にある「道後の町屋」(→http://www.dogonomachiya.com)で開かれている「菊間瓦展」(2014年3月5日〜4月7日)を覗いてみた。カフェの入口付近(町屋の中にもいろんな作品が展示されている)で菊間瓦製(瓦楽焼)の小物類を展示・販売していた。 …

099「子規・真之と小学校」展および図録

坂の上の雲ミュージアム「第8回企画展 テーマ展示 近代国家の形成1 明治の教育 子規・真之と小学校」が明日から始まる(→http://www.sakanouenokumomuseum.jp/display/event008/,2014年2月25日〜2015年2月15日)。この展示に愛媛大学図書館蔵の「三輪田米…

098第2回魂の書――金澤翔子新作展

松山市の青木画廊で始まった。去年第1回を開催し,それに続く展示販売会だ。新作20点ほどが額装して飾られていた。 「夢」「楽」「壽」「笑」「動」など一文字の作品を中心に,力強い作品が並んでいた。去年はポストカードだけだったグッズに,新しくカレン…

097ミュシャ展および図録

ミュシャ回顧展が日本で最初に開催されたのは1978年である。2004年から2006年には「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展――プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生――」に続く全国5会場の巡回展「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展――パリの夢 モラヴィアの祈り…

096愛媛大学ミュージアム企画展「松山高等学校(現愛媛大学)草創期の歴史発見:ドイツ図書384冊展」

昨日触れた特別講演会のドイツ図書384冊(5冊が不明なので379冊)が展示されている。発見された経緯から日独戦争,ドイツ人捕虜,松山高等学校への寄贈まで詳細なパネルは見応えがあった。 区切り毎にA4一枚ものの簡単な解説もあり,見て楽しんでもらう工夫…

095「クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に:印象派を超えて 点描の画家たち――ゴッホ,スーラからモンドリアンまで――」展および図録

国立新美術館での展示を観た。スーラによって開拓されシニャックによって普及された「分割主義」に焦点を当て,クレラー=ミュラー美術館のゴッホ・コレクションを特徴づけた展示だった。色とりどりの小さな点で表現したのではなく分割したのだというひとつ…

094第4回三輪田米山展

愛媛大学ミュージアム(→http://www.museum.ehime-u.ac.jp)の常設第2ゾーンで展示が始まった。「二行書 氣韻生動」をテーマにしている。 学会などで愛媛大学に来られる際にはミュージアムにも足を運んでください。 2013年10月2日(水)〜2014年1月31日(金…

093「樗堂と一茶,そして子規へ――共鳴する俳諧精神――」展および図録

今週まで開催の栗田樗堂200年忌,第59回特別企画展に行く。 交友のあった一茶の生誕250年にもあたるということで,江戸期・松山を代表する俳人の人柄と作品,一茶との交友,さらには明治期の子規の足跡を辿っていた。一茶は寛政7(1795)年と翌年の二度松山…

092水田洋文庫・永井義雄文庫

国立大学図書館協会の総会とマネジメント・セミナーへの参加を機会に,名古屋大学附属図書館に足を延ばし,水田文庫と永井文庫を特別に見させていただいた。 永井文庫にあるベンサム自筆の手紙,モリスの凝った装丁本,スミスの蔵書本,水田文庫にある『道徳…

091「ハーグ万国平和会議」展および図録

坂の上の雲ミュージアム(→http://www.sakanouenokumomuseum.jp/)第7回企画展テーマ展示「日露戦争と明治のジャーナリズム4 ハーグ万国平和会議」を観てきた(期間:2013年2月26日(火)〜2014年2月16日(日))。 1899年にオランダ・ハーグで開催された万…

090「特別公開! 子規博の新しい資料」展およびパンフレット

ここ6年間に加わった新資料のうち,子規やその周辺の人々の資料を特別公開しているということで行ってきた。今年になって所蔵資料20件を紛失したという不名誉なニュースがあったが,購入・寄贈・寄託などによる所蔵品は15,000点にのぼるという。 あの子規の…

089伊佐庭如矢展

所蔵資料20件を紛失したという不名誉なニュースがあり(読売→http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130214-OYT8T01615.htm),「管理の不備」を指摘されたばかりの松山市立子規記念博物館(→http://sikihaku.lesp.co.jp)で今日から始まった(2月1…

088出光美術館所蔵文人画名品展および図録

愛媛県美術館友の会発足40周年記念と銘打った企画を会期末ぎりぎりに鑑賞してきた(2012年12月22日〜2013年1月27日,愛媛県美術館(→http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/index3.html))。 出光コレクションの文人画作品群から重要文化財3点を含む全61点…

087書の美――金澤翔子新作展――

額装された新作が展示されていた。墨の濃淡やかすれ,はねなど作者が込めた思いがストレートに伝わってくる感じがした。 すべて販売品であり,評者の小遣いでは手が出せない値段がついている。青木画廊(松山市一番町,2013年1月12日〜27日,→http://www.aok…

086文部科学省ミュージアム「情報ひろば」企画展示【福島大学・鹿児島大学】

文科省内広報スペースを活用した企画展示の案内が回ってきた(→http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/01/1329348.htm)。 期間は1月7日から3月末までの予定で,旧秘書官室での福島大学「今,ふくしまからはじめよう!〜福島大学における震災復興に向けた…

085伊予鉄創立125周年記念事業「おもしろ鉄道博」

伊予鉄創立125周年記念事業(→http://www.iyotetsu.co.jp/125th/event/)のひとつである「おもしろ鉄道博」(2012年12月26日〜2013年1月14日,いよてつ高島屋)に行ってきた(→http://www.iyotetsu-takashimaya.co.jp/event/index.html#tetsudo)。 HOゲージ…

084マリー・アントワネット物語展および図録

松山は日中も冷え込んだ。昼はいつもの蕎麦屋でいつもと違う熱々の「肉きし」を食し,大和屋本館の足湯(→http://d.hatena.ne.jp/akamac/20110312/1299922533)に浸かる。十分温まってから,マリ・アントワネット物語展(愛媛県美術館)に行く。 フランス革…

083大阪商業大学図書館稀覯本特別展示・講演会

大阪商業大学 U-MEDIACENTER GATEWAY 開館10周年記念「経済学の古典に学ぶ――スミスの世界とミルの世界――」がある。 特別展示 期間:2013年1月15日(火)〜1月26日(土)(19日(土)・20日(日)は休館) 場所:谷岡記念館2階(大阪商業大学商業史博物館期間…

082水野広徳展およびパンフレット

松山市立子規記念博物館(→http://sikihaku.lesp.co.jp/)で今日から始まった(12月15日〜2013年2月11日,案内チラシ→http://sikihaku.lesp.co.jp/pdf/toku_tirasi.pdf)。 水野は旧松山藩士の家に生まれ,海軍兵学校に進む。日露戦争時には水雷艇長として従…

081大内兵衛展

法政大学市ヶ谷キャンパスのボアソナード・タワー内で「大内兵衛展」のポスターがあったので,覗いてきた(14階の博物館展示室)。大内兵衛の著作,縁のある人々との交流と法政大学との関わりを中心にした展示だった。 入口に記名帳が置いてあった。評者が入…

080映画『〜放射線を浴びた〜X年後』を鑑賞

松山・シネマルナティックでの鑑賞は叶わず,総合科学研究会が学祭中に企画した上映会で観ることができた(11月11日の午前と午後の2回上映)。午前の上映会には監督もあいさつに来られていたようだ。大学内での上映会は東京の K 大学につづいて2大学目と聞い…

079映画『〜放射線を浴びた〜X年後』松山で再映

9月に東京と松山で上映が始まった後名古屋,広島,大阪,京都,札幌でも予定が決まった(→http://x311.info/theater/)。 松山では9月(15日(土)〜28日(金),松山・シネマルナティック)に続いて再映されることになった(11月3日(土)〜9日(金))。 …

078ストラスブール美術館展

明日まで開催中の「20世紀の巨匠 モダンアートの軌跡」(愛媛県美術館)を鑑賞してきた。「象徴主義」「印象主義からフォーヴィスムへ」「キュビスムとエコール・ド・パリ」「両大戦間期の写実主義」「抽象からシュルレアリスムへ」「1960年以降,コンテンポ…