日経新聞の連載「200年企業」は欠かさずチェックしている。第143号(2011年2月16日付)は「一点物で「染め」技守る」・「若松旗店,注文は拒まず」のタイトルで,愛媛県八幡浜市の「地細工紺屋 若松旗店」を取り上げていた。
創業は1822(文政5)年で,今も残る建物は江戸末期のものだ。3年半ほど前の2007年10月,ある展覧会を観に行った折に寄ったのだった(関連エントリー「ウィリアム・モリス展および図録」参照)。作業工程を説明してもらい,写真入りのパンフをいただいた。
藍染めのほか,神社仏閣向けの大幟,印袢纏(しるしばんてん),武者幟,暖簾,風呂敷などすべてオーダーメイドの一点物が売りだ。八幡浜はフィールドワークでお世話になっている。地元の高校生が街おこしにひと役買っていたりする。「八幡浜ちゃんぽん」には「じゃこ天」が入っている。応援している地域のひとつだ。
八幡浜はかつては商業の中心地として栄え,今も古い建物を「八幡浜まちなみミュージアム」として保存に力をいれている(「間口は広いが奥行き無し」から写真を拝借した→http://blog.livedoor.jp/awatennbou/archives/1257437.html)。八幡浜からは九州(別府:6往復と臼杵:7往復)行きのフェリーが出ている(宇和島運輸→http://www.uwajimaunyu.co.jp/)。
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