弘前公園の桜守・小林勝は弘前市職員の樹木医である。樹齢100年を超えるソメイヨシノの老木300本以上をふくむ2,600本の桜を維持・管理して春に見事な花を咲かせる。今夜のNHKプロフェッショナル(→http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0506/index.html)は,老木を生かすための日々の地道な努力を追っていた。
リンゴの剪定に着想を得た「桜切る馬鹿」という弘前方式や春の開花に一年かける仕事としての桜守を描いていた佳作だった。おそらく小林一人の努力だけではないチームワークの結果であり,雪かきや剪定,施肥,土替えなど多くの手数があって日本一の桜になっているはずだ。
「今すぐ結果が出なくても,将来の理想を成し遂げるために,今できること,やらなくちゃいけないこと,そういうのを確実にやっていく,それがプロフェッショナルだと思います」という公務員プロ・小林の言葉から,公園の維持・管理にも導入が進む指定管理者制度の未来を考えさせられた。
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