668バッハの写譜発見

J・S・バッハ(1685-1750)の写譜が見つかったというニュースがあった(朝日新聞http://www.asahi.com/international/update/0606/TKY201306060346.html)。イタリア・ベネチアの作曲家フランチェスコ・ガスパリーニによるカトリック・ミサ曲「ミサ・カノニカ」がそれで,バッハ最晩年の傑作「ミサ曲ロ短調」(1749年)に先立つ1740年とのことだ。
ライプツィヒの聖トーマス教会のカントル「トーマスカントル」に就任してルター派の音楽家バッハがカトリックのミサ曲を作った経緯を示す資料として注目されている。一度だけのライプツィヒ行きにはバッハの臭いを嗅ぎに聖トーマス教会に足を伸ばしたことがあった。
バッハといえば,昨年6月日本人指揮者でオルガン,チェンバロ奏者の鈴木雅明さんが「バッハメダル」を授与された(47ニュース→http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012060801002433.html)。
「ミサ曲ロ短調」は BGM によく聴く曲で,「上へ上へと上昇の バッハ弥撒ロ短調」(山田盛太郎)のごとく,士気を鼓舞させる曲調がいい。