677カザンとレーニン

第27回ユニバーシアード大会はロシアのカザンで開かれていた。ロシア連邦タタルスタン共和国の首都で,100万人を超える人口を有し,ロシア有数の都市である。
カザンと聞いて,18世紀のプガチョフの乱とレーニンを思い出した。レーニンは父の母校(トルストイの母校でもある)のカザン大学法学部に入学し古典言語を学んだ。しかし,1887年12月の暴動行為への参加の嫌疑により,入学後3ヶ月足らずで大学から退学処分を受けた。マルクスの著作に触れたのはこの時期のこととされている。レーニンは3年後にサンクトペテルブルク大学に再入学しカザンを後にすることになる。
カザンにはウリヤノフ ・ レーニン通りがあり,カザン大学在学中家族と住んだ家がレーニン邸博物館として保存されているという(雪中の写真2葉→http://wikimapia.org/7942036/ja/レーニン邸博物館)。カザン大学にはレーニン像もあるらしい(2006年時点→http://www.toride.com/~roshiashi/album54.19.html)。