文科省は,「就職率」について定義や算出方法が不統一である現状から,統一した使い方をするよう通知を出した。「文部科学省における大学等卒業者の「就職率」の取扱いについて(通知)」(2013年12月16日付け→http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/1343017.htm)。
文科省でもこれまで「就職率」を「就職希望者に占める就職者の割合」とも,「卒業者に占める就職者の割合」とも使ってきた。これを前者に統一するという。大学等が今後就職率について公表する場合はこの通知を「参考」にするとともに,「定義や算出方法」を明示するようもとめている。
- 「就職率」については,就職希望者に占める就職者の割合をいい,調査時点における就職者数を就職希望者で除したものとする。
- 「就職率」における「就職者」とは,正規の職員(1年以上の非正規の職員として就職した者を含む)として最終的に就職した者(企業等から採用通知などが出された者)をいう。
- 「就職率」における「就職希望者」とは,卒業年度中に就職活動を行い,大学等卒業後速やかに就職することを希望する者をいい,卒業後の進路として「進学」「自営業」「家事手伝い」「留年」「資格取得」などを希望する者は含まない。
- 「就職率」の調査時点は,「4月1日現在」とする。
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