108王皓,3回戦で敗退(卓球ワールドツアー・ドイツオープン)

第1シードの王皓(Wang Hao, WR5)が3回戦でドイツのメンゲル(Mengel Steffen, WR100)に 3-4 (8-11, 13-11, 11-8, 10-12, 11-4, 10-12, 6-11) で屈した。ドイツオープンは数あるワールドツアーのなかでも最上位に位置し,世界ランキング上位者のエントリーも多い。中国は世界選手権団体のメンバーは強化合宿中ということで男子は王皓以外は次世代を担う若手がエントリーしている。当初のエントリーは樊振東(Fan Zhendong)だったこともあり,王皓のモチベーションもいまひとつのものがあったのかもしれない。2回戦でその王皓に塩野真人が 1-4 と完璧に打ち抜かれた。
水谷隼は2回戦で香港の若手で急成長している黄鎮廷(Wong Chun Ting, WR44)に,3回戦で中国の若手・周啓豪(Zhou Qihao, WR160)にそれぞれ 4-3 の接戦をものにして準々決勝に進んだ。岸川聖也も1回戦からすべて 4-3 で同じく準々決勝に進んだ。3回戦でベラルーシの巨人で現在選手会長をしているサムソノフ(Samsonov Vladimir, WR10)に 4-3 (4-11, 8-11, 11-9, 11-7, 3-11, 11-1, 11-6) での逆転勝利は見事だ。
丹羽孝希はこのところワールドツアーで結果を残していない。ドイツ・ブンデスリーガでの活躍は伝わってきているものの,国際試合での淡泊さが気になる。
女子シングルスでは森薗美咲(WR40)が準々決勝に,女子ダブルスでは平野美宇伊藤美誠ペアが準決勝に進んでいる。