朝日新聞be「再読」に小松原君が登場している(2014年11月8日付)。
「地方の大学出身」である小松原君にとっても「上京物語」は自分の物語でもあったはずだ。小松原君が挙げていた本は,リリー・フランキー著『東京タワー――オカンとボクと,時々,オトン――』(新潮文庫,[isbn:9784101275710]),三田誠広著『僕って何』(河出文庫,[isbn:9784309409245]」,島本理生著『真綿荘の住人たち』(文春文庫,[isbn:9784167852016])だ。吉川記者のお薦めが吉田修一著『横道世之介』(文春文庫,[isbn:9784167665050])。
進学や就職で上京するという機会がなかった評者には首都東京は物語の場所ではなく一種の記号としてある。東京に「君」はいなかったが,「東京へはもう何度も行きましたね」・「君の住む美し都」・「君が咲く花の都」(マイ・ペースの「東京」の一節)が口に出てくる。
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