295石川佳純優勝(卓球ワールドツアー・ブルガリアオープン)

ワールドツアー・ブルガリアオープン(8月19日〜23日,パナギュリシテ)の女子シングルスで石川佳純(WR5)が福原愛(WR6)に 4-2 (11-7, 11-5, 8-11, 9-11, 12-10, 11-7) で勝ち優勝した。石川,福原は今大会の第1シード,第2シードであり実力通りの結果を示したことになる。石川は5月のフィリピンオープンに続く2回目のツアー大会優勝だ。このときの相手も福原だった。国際大会での石川対福原は石川の4勝1敗となった。
準決勝では石川が過去10勝3敗の韓国の梁夏銀(YANG Haeun,WR14),福原が3勝0敗の同じく韓国の田志希(JEON Jihee, WR21)にともに逆転勝ちというスリリングな試合だった。とくに石川は 2-3 と劣勢で迎えた第6ゲームに一度はマッチポイントを握られながらジュースに持ち込みしぶとく 3-3 に追いついたのが勝因だ。第5ゲームまではフォアハンドが決まらず苦しい展開から持ち直した。
男子シングルスではただひとりエントリーした松平健太(WR35)が準決勝で韓国の李尚洙(LEE Sangsu,WR22)に 4-1 (6-11, 11-3, 11-7, 11-7, 11-9) と完勝した。決勝では同じ韓国の金東賢(KIM Donghyun,WR41)に 3-4 (11-8, 7-11, 8-11, 11-6, 7-11, 11-4, 8-11) と惜しくも優勝に届かなかった。松平は久し振りに国際大会での上位入賞となる準優勝である。
金はシングルス,ダブルス,U21男子シングルスで優勝し3冠となった。