820労研饅頭と松山夜学校

松山の中央商店街の商店主が中心になって結成した松山百店会(→http://www.ehimeliving.co.jp/company/company_Section08.html)が発行する『松山百点』第303号(2015年7月)(→http://bookshelf.wisebook4.jp/flash/Ehimeliving/7307/#)に「高校の校歌を訪ねて(第11回) 松山城南高校」の記事に労研饅頭が出てきた。
松山城南高校は明治24年創立の普通夜学会が前身である。プロテスタント教会が母体となり,コーネリア・ジャジソン宣教師と西村清雄が松山市三番町に開校した。明治27年松山市永木町に移転し松山夜学校に改称した。昭和23年に現校名に改称し昭和57年に現在地である松山市北久米町に移転した。
労研饅頭は創業者である竹内成一が松山夜学校時代の昭和6年に学資をまかなう目的で販売したのが最初である。この記事では労研饅頭について現在でも続くあることを紹介していた。「一月の創立記念日の朝は7時から早天礼拝を行い,夜学校の頃と同じ”いもがゆ”をいただく。そして,当時学生の学資を創ろうとはじめられた”労研饅頭”が記念品になっている」(44ページ)。
松山夜学校時代のエピソードについてはもちろん知っていた。現在もそれを偲んで労研饅頭を記念品にしているとは初めて知った。労研饅頭はこんな形でも現在に繋がっていた。