書誌情報:北斗書房,197頁,非売品,2016年2月10日発行
- -
ある先輩の自費出版第3弾だ(著者名はペンネーム)。海外旅行を中心に8篇の短編小説が収められている。沖縄・石垣島,台湾・香港・シンガポール,ニューヨーク・ワシントンDC・サクラメント,ロンドン・ウィーン,ブダペスト,大連・北京・上海,メキシコシティ・リオ・ブエノスアイレス・サンチアゴ・サンパウロなど資料収集,調査,観光などが綴られていた。
タイトルはウィーンでの著者の研究会報告にたいし「ユートピアのような他愛ない提案」と評されたことに由来している。
屋根裏部屋にマルクスが家族とともに1850年から56年にかけて住んだことがあるロンドンのとあるイタリア料理店(ディーン通り28番地)に行ったという。ウィーンでのその後の報告で「ユートピアン」と言われたのは「夢のような美しいウイーンの街なみのなせる業」(84ページ)もさることながらマルクスによるのではと評者は思った。
- 関連エントリー
- 石部是清著『大学パラダイス』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20131202/1385992183
- 1年前のエントリー
- 『ユヌス教授のソーシャル・ビジネス まんが版』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20150210/1423577125
- 2年前のエントリー
- 3年前のエントリー
- 4年前のエントリー
- 愛がある県のカフェ in 表参道→https://akamac.hatenablog.com/entry/20120210/1328883842
- 5年前のエントリー
- 6年前のエントリー
- おさぼり
- 7年前のエントリー
- 大村敦志著『他者とともに生きる――民法から見た外国法――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090210/1234275536
- 8年前のエントリー
- おさぼり
- 9年前のエントリー
- 佐伯胖・湯浅良雄編『教育におけるコンピュータ利用の新しい方向――「わかちもたれた知能」と学習者共同体の形成――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070210/1171078227