1131異文化コミュニケーション研究所著『治安はいいのにチカンが多いって,どういうこと?――外国人は見た! イケてるニッポン,イケてないニッポン――』

書誌情報:バジリコ,190頁,本体価格1,300円,2015年5月15日発行

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日本のハイテクトイレは外国人には評価が高い。いつでもどこでも無料トイレも日本ならではである。縦横無尽に張りめぐらされている電線はさすがにがっかり。いちいちチップを支払わないのに手数料(冠婚葬祭や敷金・礼金,ATMなど)がやたらとある。ゴミを捨てる人がいないのも外国人には驚異に映る。やはり日本語の複雑さに苦労している。街頭でのティッシュ配りや自動販売機の多さは治安の良さにある。
和食は世界一というが,朝食の生卵だけは理解できない。多種多様なパンも日本独特。お弁当も他国では真似できない文化であるらしい。
イベントでは花火大会は他国に類がないというし,宗教ごちゃ混ぜで文化に昇華させたことも意外に肯定していた。世界最薄を誇るコンドームと原宿にあるコンドーム専門店があこだわりも驚きだそう。
ベルリンの公衆トイレにコンちゃんの自動販売機があった。また北京のホテルの部屋に一人っ子政策を進める標語のもと有料のコンちゃんが置いてあった。
所変われば品変わる。外国人が見た全83テーマから日本と日本人を再発見できる。