736張本と伊藤,ともに優勝(卓球ワールドツアー・ジャパンオープン)

最終日の今日は,男女ダブルスの決勝と男女シングルスの準決勝・決勝があった。
女子シングルスの準決勝第1試合では王曼ユ(「日」「立」を縦に)(WANG Manyu)が劉詩雯(LIU Shiwen)に対してフォアハンドの強打を要所で決め,4-2 (11-7, 7-11, 12-10, 9-11, 11-6, 11-6) で3週続けて決勝に進んだ。
第2試合では伊藤美誠が陳幸同(CHEN Xingtong)に 0-3 からの劣勢を挽回し、4-3 (8-11, 9-11, 6-11, 11-9, 11-9, 11-7, 11-7) で見事な逆転勝ちした。第4ゲームは 5-9 から連続7ポイントで1ゲームを取り返したのが大きかった。
決勝では王と対戦した。3週連続での対戦であり,2敗していた相手にたいし,準決勝で盛り返した勢いそのままで 4-2 (11-7, 12-10, 8-11, 11-7, 6-11, 12-10) で優勝した。
男子シングルスの準決勝第1試合のボル対張継科(ZHANG Jike)は,ボルが首の負傷ということで張が不戦勝。第2試合の張本智和は韓国の李尚洙(LEE Sangsu)に 4-2 (11-5, 10-12, 11-4, 11-5, 5-11, 11-9) で勝ち,決勝に進んだ。1-1 となった第3ゲームに 3-4 から一気に8連続ポイントで流れを引き寄せた。李のレシーブのミスと張本のレシーブでの得点が明暗を分けた。
決勝の第2ゲームまでは張本が入れにいったバックを狙われ,劣勢だった。2-2 となった第5ゲームのゲームポイントを握ってからの4連続失点で 2-3 と再びリードを奪われたが,そこから盛り返した。最終第7ゲームも 9-10 とマッチポイントを凌ぐと,張のロングサーブへのフォア強打と逆にロングサービスで試合を決めた。張には先週の中国オープンに続いての勝利となった。
伊藤,張本とも中国トップ選手複数に勝っての優勝は見事というほかない。