書誌情報：本の泉社，390頁，本体価格2,728円，2021年11月6日発行
東京と横浜で開講してきた「資本論第II・III部講座」の講義資料全体と「解説」・「補足説明（資料）」から精選したものなどからなっている。
内容の区切毎に『資本論』からの500余の引用文に「解題」や「解説」，「補足説明」を加えている。
前著『『資本論』第I部講読のナビゲーション』（関連エントリー参照）と同様，「『資本論』の文章に即して『資本論』そのものを講読」（「刊行にあたって」5ページ）・「『資本論』の文章の行間，あるいは紙背に潜んでいる様々な論点や，解釈を巡って論争が重ねられてきた多くの論点等に言及し，問題の所在を浮き彫りにして，読者の思索を深めようとする配慮」（「あとがき」389ページ）は，これまでも多く刊行されてきた多くの『資本論』についての解説書・解説論文とまったく異なっている。
『資本論』を開いてこそはじめて本書の意味を理解できるはずだ。読者をして『資本論』そのものへの挑戦を誘っている。
-関連エントリー
--中川弘著『『資本論』研究序説』 →https://akamac.hatenablog.com/entry/2020/10/11/135846
--中川弘編著『『資本論』第I部講読のナビゲーション』→https://akamac.hatenablog.com/entry/2020/04/04/171107
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--湯澤規子著『ウンコはどこから来て，どこへ行くのか——人糞地理学ことはじめ——』→https://akamac.hatenablog.com/entry/2020/10/30/153240
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--マルク・アリザール著『犬たち』→https://akamac.hatenablog.com/entry/2019/10/30/223419
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--「伝説のプレーヤーたち【第12回渡辺妃生子 Vol.2】」→https://akamac.hatenablog.com/entry/20181030/1540904600
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--社会政策学会第121回秋季大会1日目→https://akamac.hatenablog.com/entry/20101030/1288446664
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--ヨハン・モスト原著カール・マルクス加筆・改訂（大谷禎之介訳）『マルクス自身の手による資本論入門』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20091030/1256912074
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--北京大学での報告終わる→https://akamac.hatenablog.com/entry/20081030/1225371016
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--おさぼり
