1796芝田英昭著『占領期の性暴力ーー戦時と平時の連続性から問うーー』

書誌情報:新日本出版社,315頁,本体価格2,200円,2022年12月5日発行

性的自由権,性的自己決定権,性的人格権がなければ,戦時であれ平時であれ性暴力は猛威を振るう。悪性腫瘍で22歳の愛娘を失った著者の問題意識は一貫している。
戦後直後の特殊慰安施設の設立と各都道府県の動向,日記や回想録のエゴ・ドキュメント分析から性暴力における戦時と平時の連続性,売買春の非犯罪化の流れを追う。