1820益田啓一郎著『吉田初三郎鉄道鳥瞰図』

書誌情報:三才ブックス,143頁,本体価格3,800円,2025年2月10日発行

かつて鉄道省国際観光局の初代嘱託画家吉田初三郎による北海道から九州までの鉄道沿線旅行案内図60点が収録されている。著者のコレクションとのことで,大正時代から昭和20年代までの鉄道路線と沿線風景をみることができる。
吉田は生涯で約2000点にのぼる名所図録や鳥瞰図を手掛けたというからごくその一部である。
松山道後を中心とする名所交通図絵」もあった。1914年に大阪商船(瀬戸内海航路)の寄港地のひとつとして制作され,1916年に伊予史談会の依頼で「道後松山御案内」,1926年に当時の伊予鉄井上要社長らの招聘を受けて三たび実地踏査して完成させた。遠くに富士山も描かれている。この誇張も鳥瞰図の魅力のひとつだろう。