1858マーティン・ジャナル/真鍋真著『絶滅の発見』

書誌情報:創元社,238頁,本体価格2,800円,2025年10月20日発行

「生物進化では,新しい種が生まれることと種が絶滅することは,常に進行している現象である」(179ページ)。この地球上の生物は最初はすべて外来種だったし,われわれ人類は進化よりも絶滅を先に発見したと聞くと意外に思うかもしれない。
ゾウ化石が生物進化と地球の歴史と関係し,絶滅発見につながっていることが興味深い。恐竜は絶滅したが,鳥類として現在も進化し続ける。環境変化によって過去5回の大量絶滅が起こったが,それ以上の通常の絶滅(背景絶滅)の指標は生物多様性の危機的状況を示している。絶滅発見は人類絶滅の警鐘でもある。