1859打越文弥・本田由紀編『進学校の進路選択とジェンダーーー高校生たちの描く未来ーー』

書誌情報:大月書店,iv+188頁,本体価格2,300円,2025年9月25日発行

男は四大,女は短大の時代は今は昔のことになったとはいえ,大学進学機会の男女格差は依然存在している。統計上で男女差がなくなりつつあるのは私立大学のみにあてはまり,残念ながら国立大学では女性比率は停滞したままであり,難関国立大学になるとさらに少なくなる。
本書は全国18の進学校の高校生(一部はその親)と進路指導教員を対象に,男女進路がどのように異なるかを明らかにしたインタビュー調査である。大学進学を前提にした志望校選択における男女差,ジェンダー格差の高校間比較,進路選択のメカニズムの解明を企図したものだ。
地域の一番手校と二番手校,親との関わり方,浪人選択時の親との関係,地方からの難関校進学の文化的メカニズム,メディア利用と進路選択から分析されている。