1861樋口兼次著『ワーカーズ・コレクティヴ 歴史と構想ーー「労働出資」組織論の試みーー』

書誌情報:時潮社,273頁,本体価格3,500円,2025年9月25日発行

社会にはさまざまな企業形態,組織,制度があり,大企業組織が唯一絶対ではない。労働市民が集団を形成し,資金を出し合い,事業を共同で運営する事業体ワーカーズ・コレクティブ(生産協同組合)もそのひとつである。生協や農協などのように組合の共同施設(事業)を利用する利用協同組合とは区別され,組合員が出資し共同して事業を運営する事業体・事業組織が生産協同組合である。
所有にもとづく経営支配とは異なる労働による経営支配を,明治期以降の生産組合の歴史と戦後に一般化した企業組合との関係を論じながらワーカーズ・コレクティブの可能性を見出している。