exhibition
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに,コーラン書見台を外観にした図書館がオープンした。その名は,Mohammed Bin Rashid 図書館で,アラビア文化と遺産を保護することを使命とすると謳っている。 外観は,コーランを読むときに使う伝統的な木製の書見台——reh…
政府の拉致問題対策本部は,電子図書館の開設と同図書館所蔵の作品を題材とした作文コンクールの実施を発表した(→https://www.rachi.go.jp/jp/shisei/oshirase.html)。 拉致問題の解決にむけて政府が北朝鮮と交渉すべく,どのようなことをしたのかまったく…
金沢大学と石川謙西田幾多郎記念哲学館のプレスリリースで知った(→)。https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/06/220603-1.pdf 金沢大学附属図書館の案内では, このたび,日本を代表する哲学者で,金沢大学の前身の一つの第四高等学校で教…
琉球大学附属図書館は,沖縄の戦後史と琉球大学が経験した「復帰」の歴史を紹介する企画展を始めた(5月10日〜6月30日)。 琉球大学は1950年5月22日にアメリカ国民政府令第30号によって誕生した。開学地は首里城跡であった。さらに,1966年の琉球大学設置法…
国立国会図書館は,「デジタルコレクションで提供している資料のうち,絶版等の理由で入手が困難であることが確認された資料(著作権者等の申出を受けて,3か月以内に入手困難な状態が解消する蓋然性が高いと当館が認めたものを除く。)」を対象に,個人送信…
以前にも増して大学のデジタルアーカイブを積極的に公開するようになった気がしている。とくに国立大学が目立つ。最近目にした大学の取組をまとめてみた(公開順)。 --徳島大学附属図書館貴重資料高精細アーカイブ[古地図データ98点追加]→https://www.lib…
「真理の勇気」は,ミシェル・フーコーのコレージュ・ド・フランス講義1983-1984年度である([isbn:9784480790538])。 「眞理の勇氣」はサブタイトル「戸坂潤と唯物論研究会」が示すように,日本の敗戦直前の1945年8月9日,獄死した戸坂潤の物語である。秋…
国立教育政策研究所教育図書館近代教科書デジタルアーカイブ(既公表は,明治初年教科書,明治検定教科書,国定教科書,中学校教科書,暫定・文部省著作教科書)に高等女学校教科書約1,000冊が加わった(→https://www.nier.go.jp/library/textbooks/)。 内…
「卓球は100m走をしながらブリッジをするようなスポーツだ」の至言で知られる荻村伊智朗のオンラインミュージアムが開設した(→https://ogi-museum.com)。荻村縁の東京・三鷹市の卓球場「ITS三鷹」による。 荻村は世界卓球選手権で計12個の金メダルを獲得し…
新屋茂樹が収集し,毎日新聞社に寄贈されたコレクション「新屋文庫」のうち,東京日日新聞を題材にした錦絵新聞224点のデジタルデータが「毎日フォトバンク」(→https://photobank.mainichi.co.jp/)および「Image Archives(イメージアーカイブ)」(DNPア…
神奈川大学図書館が2022年4月5日にリニューアルオープンした。「神奈川大学 100 周年に向けた将来構想の一環として,1980 年に建設された神奈川大学図書館の全面改修」ということだ(神奈川大学報道資料→https://www.kanagawa-u.ac.jp/att/23307_66359_010.p…
日本学術振興会は2007年から刊行していた「科研費NEWS」のリニューアル版である「科研費研究成果トピックス」を公開した(日本学術振興会→https://topics.jsps.go.jp/Opac/search.htm?s=LpSxvk1jrG98S_8z0LP756gxi5e)。 現時点では2019年度,2020年度,2021…
国立国会図書館「NDLイメージバンク」は同館所蔵の浮世絵,雑誌,図書などのデジタル資料から選び出した著作権フリーのビジュアル資料約1,500点を紹介している(NDLイメージバンク→https://rnavi.ndl.go.jp/imagebank/)。 美しい日本の風景 小林清親の光線…
北欧女子オーサは,「映えスポット」として知られる「東洋文庫ミュージアム」のモリソン文庫の探検に行ったようだ(北欧女子オーサの日本探検「東洋文庫ミュージアム 圧巻の「モリソン文庫」」→https://www.asahi.com/articles/DA3S15251978.html?iref=pc_ss…
広島大学図書館デジタルアーカイブが公開され,同時にこのアーカイブに「奈良絵本 室町時代物語」が統合された。 -広島大学図書館デジタルアーカイブ→https://dc.lib.hiroshima-u.ac.jp/da/ja -関連エントリー--第一高等学校関係文書・清国留学生関係文書の…
東京大学駒場図書館所蔵狩野亨吉文書のうち第一高等学校関係文書(204件),清国留学生関係文書(41件),日記(10件)が公開されている。 かつてある旧制高校の教科書の調査をしたことがあり,旧制第一高等学校の「教科書目」にも注目していた。今回は明治3…
三池争議関係史料(686件),三井鉱山五十年史稿(謄写版全20巻),地図(7件),人物(116件+人名名鑑),大牟田の絵はがき(19件)からなっている。貴重な歴史的資料である。 -明治学院歴史資料館デジタルアーカイブズ→https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C…
明治学院歴史資料館と明治学院大学,明治学院高等学校,明治学院中学校・東村山高等学校が所蔵する歴史資料が公開された。公開時点で,文書刊行物 10,358件,写真 1,475件,その他 182件の資料数を誇り,人物,建物,歴史,コレクションズのほか資料群,資料…
秀英体とは大日本印刷株式会社(DNP)が明治時代から開発を続けているオリジナルの書体である。秀英体・活版印刷デジタルライブラリーは,その秀英体関連資料を中心に活版印刷に関する技術資料をデジタルアーカイブとして公開したものだ。 活版見本帳と原図…
ケンブリッジ大学図書館で 'Samurai: History and Legend' の展示会が開かれている(→https://www.lib.cam.ac.uk/exhibitions)。 展示は,'the literary concept of the samurai and the changing nature of Japanese warrior culture from the 12th to the…
以前のエントリーで「「プロイセンの日本遠征1860年-1861年」・「ベルリン国立図書館所蔵日本コレクションのあけぼの」」(→https://akamac.hatenablog.com/entry/2022/01/06/141808)について触れた時に,同じドイツのアジア学に関するポータルサイト “Cros…
週末の松山総合公園おじ散歩の途中,松山市考古館に寄り,「いにしへのえひめ」展(令和3年度愛媛県・松山市連携事業古代いよ発掘まつり」(12月3日〜2022年1月23日)を観る。 愛媛県埋蔵文化財センターが前年度に県内で発掘調査を行った遺跡の内容を紹介す…
長尾真京都大学元学長・名誉教授の蔵書が京都大学桂図書館に寄贈され,長尾文庫として利用可能となった(→https://www.t.kyoto-u.ac.jp/lib/ja/katsura_library/collections/nagao)。 和書4,664冊(中国語,韓国語書籍44点を含む),洋書306冊(英語,フラ…
資料を借りるため愛媛県立図書館に行く。4階ロビーでは「兵学のスペシャリスト!野沢象水」の展示があった(→http://www01.ufinity.jp/ehime/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=544&comment_flag=1&block_id…
展示即売会があったので覗いてきた(いよてつ髙島屋,5月19日〜25日)。色鍋島今右衛門が重要無形文化財になっており,十四代は白抜き技法の「墨はじき」に意欲的に取り組んでいる。 お金持ちがお客さんの商談会を兼ねた展示会のようで,小金持ちの評者には…
NHK Eテレ「日曜美術館」「生中継!“鳥獣戯画展”スペシャル内覧会」を観た(→https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/PNQJPGX2W2/)。東京国立博物館(上野)(4月13日〜5月30日,https://www.tnm.jp)での展覧会「国宝 鳥獣戯画のすべて」に…
「大広重展——東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界——」(愛媛県美術館,2021年1月16日〜3月21日,https://www.ehime-art.jp/info/?p=2269)の最終日に鑑賞してきた。 「東海道五拾三次」,「五十三次名所図会,「名所江戸百景」を四季の雪月花になぞらえて展示…
最終日の前日18日(土)に愛媛県美術館(2019年11月16日〜2010年1月19日)(→https://www.ehime-art.jp/info/?p=1243)にて観賞してきた。 今回の展示の後,高野山金剛峯寺に奉納される総延長17メートルの「断崖図」と25メートルの「瀧図」が目玉だった。こ…
愛媛県美術館(9月7日〜11月4日)(→https://www.ehime-art.jp/index.php)にて観賞してきた。 19世紀後半から20世紀始めにかけてのクラムスコイやシーシキン,レヴィタン,レービンなどの72点が展示されていた。 ちょうど帝政末期にあたり革命を迎えるその…
11日(日),倉敷に行く。倉敷には何度か来ていて,初めてではない。大原美術館(→http://www.ohara.or.jp/201001/jp/index.html)ではよく知られている西洋美術だけでなく,砥部焼にも縁がある富本憲吉,濱田庄司,バーナード・リーチらの工芸作品もじっく…