exhibition
松山市埋蔵文化センターと愛媛県埋蔵文化センターの「掘ったぞな 松山2024」の展示に合わせ(松山市考古館,7月20日〜9月16日),「掘ったぞな松山2024」第2回の報告会があった。 「辻町遺跡4次調査」(愛媛県埋蔵文化財センター・石貫睦子),「鷹子新畑遺…
松山市考古館で「四国を掘る 寺院と官衙」が始まり(4月27日〜7月15日),5月18日に展示解説会(橋本雄一「久米官衙遺跡群」)に続く,2回目の展示解説会(首藤久士「今治地域の古代遺跡を中心に」)(6月22日)があった。 東予地域からは,大小谷谷窯跡(四…
松山市考古館で「四国を掘る 寺院と官衙」が始まり(4月27日〜7月15日),5月18日に展示解説会(橋本雄一「久米官衙遺跡群」)があった。 飛鳥・奈良・平安時代の寺院と官衙から発掘調査によって明らかになってきた古代寺院と官衙を出土品から紹介し,四国の…
「KANO」坊っちゃん劇場版にちなみ,「知って近づくKANO展〜坊っちゃん劇場まで15キロ,台湾まで1700キロ〜」(愛媛県立図書館3階一般図書室・4階ロビー,2023年7月1日〜9月28日)があるのを知り,のぞいてきた。 ミュージカルのあらすじ,みどころ,キャス…
いつも飲んでいるらくれん牛乳1000mlの紙パック側面に,坊っちゃん劇場第17作の「日台野球交流100周年記念ミュージカル KANO〜1931 甲子園まで2000キロ〜」(坊っちゃん劇場→https://www.botchan.co.jp/index.php)の広告が掲載されていた(画像は四国乳業Fa…
大阪中之島美術館4F展示室(2023年7月8日〜9月18日)で開かれる。 -公式サイト→https://mingei-kurashi.exhibit.jp -関連エントリー--『梅山窯のあゆみ』→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/05/02/233000--原田マハ著『リーチ先生』→https://akamac.…
角館の武家屋敷は聞きしに勝るすばらしさであった。とくに敷地3000坪もある青柳家内の小田野直武像(と歴史年表)と解体新書記念館はじっくり時間をかけてみた。『解体新書』の附図を描いた小田野は青柳家とは親戚にあたり,平賀源内に師事し秋田蘭画を確立…
1914年に設立された伊予史談会の110周年記念展示の第1回目を観てきた(愛媛県立図書館4階えひめ資料室ロビー)。有名人物の文書写(影写本)で今回は11点の展示だった。 -足利尊氏御判御教書写-足利義満寄進状写-織田信長印判状写-織田信長書状写-羽柴秀吉書…
愛媛県美術館コレクション展I(2023年4月11日〜7月17日)を鑑賞した。 昨年度に新しく収蔵品になった柳瀬正夢や三輪田米山の作品など13点,コレクション・ハイライトとして杉浦非水の作品6点,畦地梅太郎などの作品11点などが展示されていた。 米山の書は,…
愛媛県美術館を見上げると,そこには宇和島駅があった。 愛媛県美術館開館25周年記念大竹伸朗展(2023年5月3日〜7月2日)にちなみ,もともとJR宇和島駅にあった看板を譲り受けて作品化したものの先行展示である。夜はネオンで赤く輝く。 -愛媛県美術館→https…
『坂の上の雲』は,『産経新聞(夕刊)』に1968年4月22日から1972年8月4日まで連載された。完結50周年となる企画展を観てきた(2023年2月21日〜2024年2月12日)。 司馬の「リアリズムといえば,明治は,リアリズムの時代でした。それも,透きとおった,拡張…
おじ散歩のついでに,明日が最終日の2022年度松山市考古館特別展(2023年2月11日〜3月19日,http://www.cul-spo.or.jp/koukokan/)に寄ってきた。 奈良県磯城郡田原本町と奈良県桜井市との連携事業の一環で,邪馬台国時代の畿内を代表する田原元町唐古(から…
昨年12月に一部先行して展示していた鳥取県立バリアフリー美術館がグランドオープンした(鳥取県2月24日→http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/webview/706FB5A6EB0931B14925895E00052C0D?OpenDocument)。 鳥取県によれば,1)全国初となる都道府県立…
「KANO」が坊っちゃん劇場第17作「日台野球交流100周年記念ミュージカル KANO——1931 甲子園まで2000キロ——」として上映される(坊っちゃん劇場→https://www.botchan.co.jp/production2023.html)。 脚本:羽原大介,演出:錦織一清,音楽監督・作詞・作曲:…
東京・上野にある国立国会図書館国際子ども図書館は,「東洋一」を標榜して開設された帝国図書館(制度としては1897年設置,建物としては1906年設置)が前身である(さらにその前身は1872年設立の書籍館[しょじゃくかん])。 国立科学博物館,国立西洋美術…
1923年9月1日に発生した関東大震災から今年は100年となる。 内閣府は「関東大震災100年」の特設ページを開設した(2023年1月20日→https://www.bousai.go.jp/kantou100/index.html)。特設ページには,関東大震災の関連資料や報告書などの掲載と行政機関・各…
愛媛県立図書館4階えひめ資料室ロビー展をしていた(2023年1月4日〜4月27日)。愛媛県立医療技術大学図書館で2022年10月20日から12月26日まで開催された展示である。 宮本常一の著書と写真が展示されていた。写真のなかには「由利島(現松山市)にあった出耕…
一般社団法人日本動画協会のプロジェクト・アニメNEXT_100の取組として「アニメ大全」が公開されている(2022年8月25日)。 日本のアニメ史を網羅するデータベースとして,また日本のアニメアーカイブの基礎と位置づけられており,2022年11月18日現在の作品…
北海道亀田郡七飯町にある 'THE DANSHAKU LOUNGE' (道の駅「なないろ・ななえ」隣)に行った。七飯町は函館近郊に位置し,函館から大沼公園に向かう途中にある。近代農業発祥の地,そして「男爵いも」誕生の地である。 「男爵いも」の生みの親である川田龍…
大学および附属図書館によるデジタルアーカイブや企画展が公表されている。 -名古屋大学「高木家文書および伊藤圭介文庫の貴重資料電子コレクション」のJSTOR OCC上での公開→https://lws.nul.nagoya-u.ac.jp/news/ja/centrallib/2022/220808-九州大学「3Dデ…
「弘法大師空海誕生1250年記念 国宝高野山金剛峯寺展」(愛媛県立美術館,2022年10月1日〜11月20日)を鑑賞してきた。 国宝の『聾瞽指帰(ろうこしいき)』(上巻)(複製),諸尊仏龕,定智筆「善女龍王像」(複製),運慶作恵光童子像,同烏倶婆誐童子像,…
大学および附属図書館によるデジタルアーカイブや企画展が公表されている。 -山形大学附属博物館「三浦新七関連絵葉書アーカイブ」→https://cherry.yum-archives.net/miura/(地域の記憶「共創」アーカイブ(プレスリリース→https://www.yamagata-u.ac.jp/jp…
2022年2月14日,旧制松山高等学校の講堂・章光堂が築100周年を迎えて,講堂を後継する愛媛大学教育学部附属中学校で記念行事があった(愛媛大学→https://www.ehime-u.ac.jp/post-187847/)。 章光堂は旧制松山高校時代の唯一の現存建物(ほかに,正門も保存…
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに,コーラン書見台を外観にした図書館がオープンした。その名は,Mohammed Bin Rashid 図書館で,アラビア文化と遺産を保護することを使命とすると謳っている。 外観は,コーランを読むときに使う伝統的な木製の書見台——reh…
政府の拉致問題対策本部は,電子図書館の開設と同図書館所蔵の作品を題材とした作文コンクールの実施を発表した(→https://www.rachi.go.jp/jp/shisei/oshirase.html)。 拉致問題の解決にむけて政府が北朝鮮と交渉すべく,どのようなことをしたのかまったく…
金沢大学と石川謙西田幾多郎記念哲学館のプレスリリースで知った(→)。https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/06/220603-1.pdf 金沢大学附属図書館の案内では, このたび,日本を代表する哲学者で,金沢大学の前身の一つの第四高等学校で教…
琉球大学附属図書館は,沖縄の戦後史と琉球大学が経験した「復帰」の歴史を紹介する企画展を始めた(5月10日〜6月30日)。 琉球大学は1950年5月22日にアメリカ国民政府令第30号によって誕生した。開学地は首里城跡であった。さらに,1966年の琉球大学設置法…
国立国会図書館は,「デジタルコレクションで提供している資料のうち,絶版等の理由で入手が困難であることが確認された資料(著作権者等の申出を受けて,3か月以内に入手困難な状態が解消する蓋然性が高いと当館が認めたものを除く。)」を対象に,個人送信…
以前にも増して大学のデジタルアーカイブを積極的に公開するようになった気がしている。とくに国立大学が目立つ。最近目にした大学の取組をまとめてみた(公開順)。 --徳島大学附属図書館貴重資料高精細アーカイブ[古地図データ98点追加]→https://www.lib…
「真理の勇気」は,ミシェル・フーコーのコレージュ・ド・フランス講義1983-1984年度である([isbn:9784480790538])。 「眞理の勇氣」はサブタイトル「戸坂潤と唯物論研究会」が示すように,日本の敗戦直前の1945年8月9日,獄死した戸坂潤の物語である。秋…