2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

489堤未果著『アメリカから〈自由〉が消える』

書誌情報:扶桑社新書(071),199頁,本体価格700円,20010年4月1日発行アメリカから<自由>が消える (扶桑社新書)作者:堤 未果発売日: 2010/03/30メディア: 新書 - オバマ政権になっても旧政権時代と変わらない政策がある。むしろじわじわと強化されている…

336愛媛新聞社見学

1回生の必修科目「新入生セミナー」で,今日は愛媛新聞社の見学に行ってきた。月曜日は見学日ではないのだが,1カ月前からお願いして実現した。 最近の学生は新聞を読まないことがあたかもトレンドかのように,読まないことを恥じることがない。自宅生で家で…

182大学犬はなちゃんの日常(その172)

雨が多い。雨を厭わないはなちゃんだが,こんな日は建物内をくまなく散歩する。一昨日は総務の部屋を訪れ,職員の仕事ぶりを見て回っているところを目撃した。 同じ日だろうか,愛大ミューズ内を歩くはなちゃんを撮った貴重な写真があった。 「都会と田舎で…

335フンボルト大学とマルクスの言葉

潮木守一「マルクス名言に「一歩一歩」――大学玄関に新たなメッセージ――」(朝日,2010年6月25日付)を興味深く読んだ。 創立200周年を迎えたドイツ・フンボルト大学玄関にあるマルクスの『フォイエルバッハ論』からの有名な一句――Die Philosophen haben die …

181大学犬はなちゃんの日常(その171)

THさんとの朝晩2回の散歩は日課になっている。それぞれ1時間を超える散歩に付き合うTHさんにはほんとに頭が下がる。1時間を超えてもはなちゃんの好奇心は旺盛で,このところ自宅に帰るのを嫌がる。 昨日はついに図書館前でストライキを起こした。中国の労働…

488辻太一朗著『就活革命』

書誌情報:NHK出版生活人新書(322),197頁,本体価格700円,20010年6月10日発行就活革命(生活人新書322)作者:辻 太一朗発売日: 2010/06/10メディア: 新書 - 就活とは大学で身に付けた能力が試される格好の機会である。当事者である学生にとっては4年間(実…

487見ル野栄司著『シブすぎ技術に男泣き!』,『工場虫――シブすぎ技術に男なき!番外編――』

書誌情報:中経出版,159頁,本体価格952円,20010年1月20日発行;中経出版,142頁,本体価格952円,2010年5月21日発行シブすぎ技術に男泣き!作者:見ル野 栄司発売日: 2010/01/20メディア: 単行本(ソフトカバー)工場虫作者:見ル野 栄司発売日: 2010/05/19…

044ル・コルビュジェ展および図録

愛媛県美術館で開催中の「ル・コルビュジェ展」に行ってきた。国立西洋美術館は,彼が設計した日本では唯一の建築物として知られている。1955年に敷地を見るために一度来日したことがあるが,実施にあたっては前川圀男,板倉準三,吉阪隆正らの弟子たちによ…

334森嶋通夫文庫が京都に――コレクション雑感――

「池上惇ブログ文殊文庫便り」によると,森嶋の蔵書(手稿も含む)が京都に新設予定の文化政策・まちづくり大学院大学の図書館に「森嶋文庫」として納められる(→http://kotoba.ruskincollege.org/?day=20100618)。森嶋の名前を知らない官僚(?)がいたと…

486『季刊 読書のいずみ』第123号

書誌情報,全国大学生活協同組合連合会,80頁,無料,2010年6月発行,issn:1881-6231 - 創刊40周年を3月に迎え,新しいステップに向かう第123号が届いた。誉田哲也座・対談「楽しさの中に,思いを込めて」(14ページ)と8月発売予定の『世界でいちばん長い写…

485守如子著『女はポルノを読む――女性の性欲とフェミニズム――』

書誌情報:青弓社ライブラリー(64),246頁,本体価格1,600円,2010年2月20日発行女はポルノを読む: 女性の性欲とフェミニズム (青弓社ライブラリー)作者:守 如子発売日: 2010/02/20メディア: 単行本 - 男はポルノを読む。女「も」読むではない。男がどうで…

484小松正之著『世界クジラ戦争』,小泉武夫著『鯨(げい)は国を助く』

(1)書誌情報:PHP研究所,229頁,本体価格1,700円,2010年2月12日発行 (2)書誌情報:小学館,235頁,本体価格1,300円,2010年4月6日発行世界クジラ戦争作者:小松 正之発売日: 2010/01/30メディア: 単行本鯨は国を助く作者:小泉 武夫発売日: 2010/04/01メディ…

483『絵本 日本女性史 全4巻』

(1)書誌情報:大月書店,39頁,本体価格2,000円,2010年1月20日発行 (2)書誌情報:大月書店,39頁,本体価格2,000円,2010年2月19日発行 (3)書誌情報:大月書店,51頁,本体価格2,500円,2010年3月19日発行 (4)書誌情報:大月書店,63頁,本体価格2,000円,2…

333スミスもミルもマルクスもケインズも読めるiBooks

iPad 用電子書籍 iBooks では Project Gutenberg で ePub フォーマット化したものを読むことができる。4月段階の発表では約3万冊と発表していた。 iPad にダウンロードした iBooks アプリで iBooks Store で検索すると,社会科学関係書籍がいくつかヒットす…

043オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(デジタル情報)

2007年の美術館展(東京都美術館,2007年1月27日〜4月8日)は鑑賞した。今回の企画は「ポスト印象派」のタイトルだ。 国立新美術館(→http://www.nact.jp/)で開かれている標記展覧会(会期:2010年5月26日〜8月16日→http://orsay.exhn.jp/)は未見だが,こ…

482平川祐弘著『日本語は生きのびるか』

書誌情報:河出書房新社(河出ブックス011),218+iii頁,本体価格1,200円,2010年2月28日発行日本語は生きのびるか---米中日の文化史的三角関係 (河出ブックス)作者:平川 祐弘発売日: 2010/02/11メディア: 単行本(ソフトカバー) - 21世紀には多くの日本人…

332丸善ライブラリーニュース第10号

2010年5月25日発行の最新号通号161号が届いた。特集は「人文知とコンピュータ」。コンピュータを生かした知の創造の試みを紹介している。 巷では裁断機とスキャナで自前のデジタル化(pdf化)が話題をよんでいる。編集後記で触れているように,書籍スキャン…

481矢野誠一著『落語のこと少し』

書誌情報:岩波書店,viii+211頁,本体価格:2,100円,2009年12月10日発行落語のこと少し作者:矢野 誠一発売日: 2009/12/10メディア: 単行本 - 落語評論・落語批評が成り立つのか,という懐疑的な姿勢と裏腹に,古今亭志ん生や八代目桂文樂(著者は旧字体へ…

331北海道・蜂須賀農場の小作人

北海道上空知地方(現在の雨竜町や妹背牛町など1市4町にまたがる)に蜂須賀農場があった。1893(明治26)年に開設され,戦後の農地改革で歴史を閉じた。6千町歩(約6,000ヘクタール)あった。大きさとともに1920(大正9)年に始まる小作争議でも知られている…

041愛媛大学ミュージアム「最新恐竜学」

愛媛大学ミュージアムでは現在「科博コラボ・ミュージアム in まつやま 「 恐竜から哺乳類の時代へ」」が開催されている。その展示の企画講演会「最新恐竜学」を聴いてきた(愛媛大学南加記念ホール)。講師は真鍋真さん(国立科学博物館地学研究部研究主幹…

180大学犬はなちゃんの日常(その170)

2週間振りのはなちゃんシリーズになってしまった。4月以降は1日に何度もはなちゃんを見る。気配りが利くはなちゃんに気を遣って見かけても声をかけないようにしている。はなちゃんは瞑想していることが多い。 そんなはなちゃんだが,体内時計は正確で5時過ぎ…

330訃報・小林昇先生

経済学史家・小林昇先生(福島大学名誉教授,立教大学名誉教授,大東文化大学元教授,日本学士院会員)が亡くなられた。享年93歳(1916年11月1日生まれ)だった。 小林先生は,重商主義,ステュアート,スミス,リストなど経済学生成期から確立期の経済学史…

480アジア現代経済研究所 Contemporary Asian Economy Research, 1-1

書誌情報:アジア現代経済研究所,121頁,本体価格:3,000円,2010年4月発行,issn: 2185-0097, [isbn:9784904973004] - アジア現代経済研究所 (Contemporary Asian Economy Research Institute) は特定非営利活動法人として2008年11月に設立された。国際シ…

329 「大学は美味しい!!」フェア(2010年)

第3回のフェアが6月2日(水)から8日(火)まで,新宿タカシマヤと紀伊国屋書店新宿南店&紀伊國屋サザンシアターを会場にして開かれる。 新宿高島屋11階催会場(pdf2.6MB)→http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/top/img/info_shinjuku_100602uv.pdf 紀伊…