487見ル野栄司著『シブすぎ技術に男泣き！』，『工場虫――シブすぎ技術に男なき！番外編――』

書誌情報：中経出版，159頁，本体価格952円，20010年1月20日発行；中経出版，142頁，本体価格952円，2010年5月21日発行

シブすぎ技術に男泣き!

工場虫

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「リクナビNEXT Tech総研」の連載が本になった。未完成のTシャツプリクラ機のデモを終え，100台を量産すべく会津若松の工場へ飛ぶ。トラブル続きの毎日のなかで唯一の楽しみは喜多方ラーメン。予備のヒーターの調達先は松山だ。砥部動物園らしき場所でデモをし，観光は松山城へ。
てな開発物語を含む著者自身のエンジニア体験をもとにした，ものづくりを支える男たちの物語である。ものづくりの現場をペーソスと笑いで描く。実用には遠い製品開発に精出すエンジニアの悪戦苦闘ぶりがほほえましい。汗水垂らした成功物語も意外とこんな現場から生まれているのかもしれない。

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  • 内田義彦著（山田鋭夫編・解説）『学問と芸術』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090622/1245678876
    • 《一言自省録》内田義彦論も社会科学の対象になってきた。
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  • おさぼり
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  • 広瀬隆著『持丸長者［幕末・維新篇］――日本を動かした怪物たち――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070622/1182506127
    • 《一言自省録》幕末・維新期の経済史・産業史・金融史に欠かせない図表は使える。