2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

215 CIC 大学説明会 2009 終了

愛媛大学のブースには20名ほどの受験生・保護者が来てくれた。山梨,茨城からの参加者もいた。経済学史学会をサボって参加した甲斐があった。 医学部(愛媛大学の場合は医学科)志望者が多く,地方であるとかは関係ないというのをあらためて実感した。評者の…

045経済学史学会初日

今日から経済学史学会第73回全国大会(慶応義塾大学三田キャンパス)が始まった。昨日は幹事会に出て,初日の今日は,午前中1報告,午後に3報告を聞いた。以下ではすべて敬称略。 舩木惠子(武蔵大学)「J.S.ミルと女子高等教育――フェミニズムの理論と実践――…

214田中さんの akamac 評

これは褒めすぎだと思うが,素直に嬉しい。同時に,サラリーマン研究からはじまり舌鋒鋭い経済論壇批評までの田中さんの軌跡がよくわかる一文だ(→http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090529#p1)。 田中さんの本では,『沈黙と抵抗――ある知識人の生涯…

327森岡孝二著『貧困化するホワイトカラー』

書誌情報:ちくま新書(781),253頁,本体価格760円,2009年5月10日発行貧困化するホワイトカラー (ちくま新書)作者:森岡 孝二メディア: 新書 - 日本の貧困は非正社員社員だけでなく,正社員にも及んでいる。著者の言葉を借りれば,マネープアだけでなくタ…

326石井光太著『絶対貧困――世界最貧民の目線――』

書誌情報:光文社,286頁,本体価格1,500円,2009年3月30日発行絶対貧困作者: 石井光太出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/03/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 128回この商品を含むブログ (49件) を見る - 日本における貧困問題が…

213 CIC 大学説明会 2009

キャンパス・イノベーションセンター(CIC)主催,Z会協賛の大学説明会が東京である。田町にある CIC にオフィスをおいている国立大学を中心にした説明会である。去年は400人ほどの参加者があったそうだ。愛媛大学も CIC にオフィスを持っており,説明会と講…

024愛媛大学「O君の物語」

昨年の大学選手権に愛媛大学が出場した。1回戦で東北福祉大学に2:4で惜しくも逆転負けだった。愛媛大学の全得点(ヒットとスクイズ)に,守備に貢献したのが O 君である。現在評者のゼミに属し,今年はキャプテンになったそうだ。三振シーンも O 君のようだ…

325雨宮処凜著『プレカリアートの憂鬱』

書誌情報:講談社,272頁,本体価格1,500円,2009年2月26日発行プレカリアートの憂鬱作者:雨宮 処凛発売日: 2009/02/27メディア: 単行本 - 運動家兼表現家である著者のプレカリアート論の2冊目だ。17人のプレカリアートが登場し,彼らの日常と反撃を追い,希…

212「大学は美味しい!!」フェア(2009年)

昨年2月の第1回フェアに続いて今年もフェアをやるとのことだ。愛媛大学からは附属農場の米(無農薬米),伊予柑マーマレード,甘夏柑が出展予定である。東京近辺の方は是非どうぞ。 開催日時:2009年6月11日(木)〜16日(火) 午前10時〜午後8時(6月13日(…

324泉修三著『スパイと公安警察――実録・ある公安警部の30年――』

書誌情報:バシリコ,269頁,本体価格1,600円,2009年1月19日発行スパイと公安警察-ある公安警部の30年作者: 泉修三出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2009/01/07メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 20回この商品を含むブログ (9件) を見る - 購入・読了は…

126大学犬はなちゃんの日常(その119)

出勤途中遠回りしてはなちゃん宅に行く。寝そべっていたが,起きてきてしばしハグ。会話を交わした後,待つように言い,研究室に戻る。 待ちきれなかったようで,研究棟に来るはなちゃんにはUターンしてもらい,自宅に行く。今日も,冷蔵庫に保管していた愛…

211一橋大学社会科学古典資料センター年報およびStudy Series(2009年)

年報とStudy Seriesが届いた。年報は,第20号(2000年3月)から HERMES-IR (一橋大学機関リポジトリ)の一環で公表されており,デジタル版でも読むことができる(http://chssl.lib.hit-u.ac.jp/education/publication/report.html)。Study Seriesは,タイ…

043故大内力先生を偲ぶ会

尊顔を拝することも,謦咳に接することもなかった。経済理論学会のメーリング・リストから。適当に改行している。 4月18日に亡くなられた日本学士院会員大内力先生を「偲ぶ会」が,東大・信州大の大内演習同窓会(たにし会)の主催で7月23日(木)正午〜3…

044来週の経済学史学会(慶應三田)はどうなる?

別件の準備はこれからだが,出張の手配も済ませ,あとはインフルエンザの不拡大を願うだけだ。来週の土・日開催の経済学史学会(於慶應義塾大学)は予定通り開催するとのことだ。 経済学史学会第73回全国大会(慶応義塾大学)は現時点では予定通り開催いたし…

125大学犬はなちゃんの日常(その118)

白戸家(ホワイトけ)のお父さん(北海道犬・カイくん)は,はなちゃんにクリソツである。ひょっとしてカイくんははなちゃんの子どもかもしれない。(カイくん→http://ascii.jp/elem/000/000/418/418674/summary.html?ml)

323全国大学高専教職員組合編『大学破壊――国立大学に未来はあるか――』

書誌情報:旬報社,149頁,本体価格1,600円,2009年4月10日発行大学破壊―国立大学に未来はあるか発売日: 2009/03/01メディア: 単行本 - いたずらに危機を煽るのは好きではない。全般的危機や世界同時革命などといった言葉を溢れるほどに聞いた反動かもしれな…

210聴覚障害者の体験ゲーム「モコゲーム」

評者の指導院生原田美藤(みふじ)さんが主宰するNPOモコクラブが東京学芸大学で体験授業をするとのことだ。ニュースリリース用より転載して紹介する。 NPOモコクラブ(愛媛県)は,日本財団の助成を受け,聴覚障害者の体験ゲーム「モコゲーム」の普及活動を…

322東大社研・玄田有史・宇野重規編『希望学[1] 希望を語る 社会科学への新たな地平へ』

書誌情報:東京大学出版会,xxiii+295+9頁,本体価格3,500円,2009年4月6日発行希望学1 希望を語る作者: 東大社研,玄田有史,宇野重規出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/04/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (16件…

124大学犬はなちゃんの日常(その117)

昼過ぎにはなちゃん宅を自転車で通り過ぎようとした。腹ばいになっているはなちゃんと眼が合う。こうなればそのまま知らんぷりするわけにはいかない。自転車を降りてハグる。尻尾を振って喜んでくれた。そのまま研究棟に向かうとてくてく着いてくる。玄関の…

321竹信三恵子著『ルポ 雇用劣化不況』

書誌情報:岩波新書(1181),iv+230頁,本体価格700円,2009年4月21日発行ルポ 雇用劣化不況 (岩波新書)作者: 竹信三恵子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/04/21メディア: 新書購入: 3人 クリック: 71回この商品を含むブログ (16件) を見る - 経済学…

320建畠晢編『ミュージアム新時代――世界の美術館長によるニュー・ビジョン――』

書誌情報:慶應義塾大学出版会,vii+305+33頁,本体価格2,500円,2009年3月24日発行ミュージアム新時代―世界の美術館長によるニュー・ビジョン作者: 建畠晢出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2009/03/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を…

319庭野吉弘著『日本英学史叙説――英語の受容から教育へ――』

書誌情報:研究社,iv+512頁,本体価格5,600円,2008年5月25日発行日本英学史叙説 英語の受容から教育へ作者: 庭野吉弘出版社/メーカー: 研究社発売日: 2008/05/23メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) を見る - 2008年は,イギリス軍艦フェー…

209ベルリンの壁崩壊20周年

雑誌 Deutschland (日本版,2/2009, 4/5月号合併号)が届いた(→http://www.magazine-deutschland.de/)。特集は「ベルリンの壁崩壊20周年 ドイツ連邦共和国建国60周年」だ。ドイツは今年「60/20」を祝うということになる。とくに11月9日は,1918年にはドイ…

318三木義一著『給与明細は謎だらけ――サラリーマンのための所得税入門――』

書誌情報:光文社新書(401),248頁,本体価格760円,2009年4月20日発行給与明細は謎だらけ (光文社新書)作者:三木義一発売日: 2009/04/17メディア: 新書 - 税徴収の極意は羊たちの毛刈りのようにすべしと公言した元首相がいた。本書は日本のサラリーマン=…

027加山又造特集および図録

毎週土曜日の定番コースである「蕎麦を食す→足湯に浸かる」に,今日はセキ美術館「加山又造特集」を加えた。セキ美術館は10年ほど前に開館した,こじんまりとした私設美術館である。セキ株式会社の取締役相談役の関宏成さんの個人コレクションをもとにしたも…

317古田裕清著『翻訳語としての日本の法律用語――言語の背景と欧州的人間観の探求――』

書誌情報:中央大学出版部,v+189頁,本体価格1,800円,2004年11月15日第1刷;2005年9月20日第2刷;2008年9月1日第3刷発行翻訳語としての日本の法律用語―原語の背景と欧州的人間観の探究作者:古田 裕清発売日: 2004/11/01メディア: 単行本 - 民法総則・物権…

316鈴木英生著『新左翼とロスジェネ』

書誌情報:集英社新書(0488C),214頁,本体価格700円,2009年4月22日発行新左翼とロスジェネ (集英社新書)作者:鈴木 英生発売日: 2009/04/17メディア: 新書 - ロスジェネや若者の「自分探し」の源流を新左翼にもとめ,新左翼を共同性や連帯希求の先駆者と…

315大内伸哉著『雇用はなぜ壊れたのか――会社の論理vs.労働者の論理――』

書誌情報:ちくま新書(775),223頁,本体価格740円,2009年4月10日発行雇用はなぜ壊れたのか―会社の論理vs.労働者の論理 (ちくま新書)作者: 大内伸哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/04メディア: 新書購入: 6人 クリック: 91回この商品を含むブログ…

314出口保夫・小林章夫・齊藤貴子編『21世紀 イギリス文化を知る事典』

書誌情報:東京書籍,8+830頁,本体価格9,500円,2009年4月16日発行21世紀 イギリス文化を知る事典作者: 出口保夫,小林章夫,齋藤貴子出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2009/04/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る…

313的場昭弘著『超訳『資本論』第3巻[完結編]――「資本主義」は,なぜ人々を不幸にするのか?――』

書誌情報:祥伝社新書(154),396頁,本体価格880円,2009年4月5日発行超訳『資本論』第3巻 完結編-「資本主義」は、なぜ人々を不幸にするのか? (祥伝社新書154)作者:的場 昭弘発売日: 2009/03/27メディア: 新書 - 的場『超訳』シリーズの完結巻。超訳者の…