105大学犬はなちゃんの日常(その98)

評者は土曜日も講義がある。しかも3コマである。1時30分から3時,3時10分から4時40分,4時50分から6時20分とそれぞれ大学院のゼミ,講義,学部ゼミである。
2回目の休憩時間に珍客があった。知り合いの院生2人がまず研究室のドアをノックして入ってきた。
院生「失礼します。はなちゃんが……」
評者「はなちゃんがどうしたの。まさか……(評者注:なにかあったのかと一瞬吃驚した)」
院生「はなちゃんについて一緒に来ました」
研究棟1階からエレベーターの乗ろうとしたらはなちゃんが入ってきたのでそのまま4階に。そのあとはなちゃんの後をついてきて,はなちゃんに代わってノックしたということだ。
はなちゃんがエレベーターに乗ったというのは初耳である。以前いた研究室(6階)と現在の研究室(4階)に不意にそれぞれ2回ずつ来たことがあったが,帰りのエレベーターには決して乗ろうとしなかったからだ。
ほんのすこしだけ,研究室に入り,すぐ帰ろうとする。終始無言で不機嫌な顔をしている。評者は残念ながら犬語が喋れない。どんな用事があったのだろうか気になる。廊下をとことこ戻っていく(下の写真)。ゼミがあるため,院生に後事を託す。
今日は朝から寒かった。朝から来ていた評者に挨拶しにこない恨み辛みを言いに来たのかもしれない。帰宅する7時前にはなちゃんに会いにいった。相変わらず不機嫌だった。いつもはかわいいはなちゃん(朝青龍に似ているというアホな学生がいる)のブスっとした表情が一番こたえる。