intermezzo

946鵯(ひよどり)の居候(その3)

卵から孵って3日目。嘴の動きが見えるようになった。 嘴が見えた(8月21日午前) 白く見えるのが嘴(8月21日午後) -関連エントリー--鵯(ひよどり)の居候(その2)→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/08/19/155508--鵯(ひよどり)の居候→https://…

945鵯(ひよどり)の居候(その2)

今朝巣を覗くと残りの2羽が孵っていた。卵から4羽すべて無事孵ったことになる。 4羽が孵っていた(8月19日午前) まだ羽が生えておらず,肉の塊のようだ(8月19日午前) 肉眼でも動いているのが分かった(8月19日午後) 方角によっては直射日光がまともに入…

944鵯(ひよどり)の居候

雀の額ほど狭いわが家の庭に1本の花水木が植えてある。その花水木に鵯(だと思う)が巣を作り卵を産んだ。もう1本の黐の木(もちのき)にはよく鳩が羽を休めているのを見ていたが,ひよどりの居候は初めてだ。 昨日の午後には4個の卵が確認できた。今日確認…

943難読名字(その158):漉磯

某テレビ番組ポッツンに出てきていた岩手県下閉伊郡山田町にある地名・名字だ。「すきいそ」と読み,もともとは南部藩の鷹狩りの宿「宿磯(しゅくいそ・すくいそ)」から転じたとのこと。 謂われを聞くとなるほどと思うが,最初「すくいそ」と聞いた時,はて…

942さかさのしんぶんし

横尾忠則の志村真幸著『未完の天才 南方熊楠』(講談社現代新書,[isbn:9784065326367])の書評(朝日新聞2023年8月12日付)は,本文を逆さにし,タイトルの「未完」を判子風にしたものだった。 書評本文を読むには,新聞紙を逆さにしないと読めない。このま…

941厳美渓の空飛ぶ団子

岩手県一関市厳美町にある厳美渓は,春は桜,夏はせせらぎの音,秋には紅葉,冬には水墨画のような景色で知られている。 その厳美渓には,渓流をはさんだ店からロープに下がる籠で降りてくる空飛ぶ団子こと「かっこうだんご」(郭公屋の「郭公だんご)がある…

940石村嘉成デザイン一澤信三郎帆布バッグ

現在,南海放送開局70周年記念「石村嘉成展——いきものだいすき——」(愛媛県美術館,2023年7月15日〜9月10日→https://www.rnb.co.jp/event/node/013801.php)が開かれている。それに合わせて,関連グッズが販売されており,そのなかに一澤信三郎帆布製バッグ…

939私設図書室&喫茶「鈍考donkou/喫茶 芳 Kissa Fang」

大橋知沙文・津久井珠美写真「鈍く,ゆっくりと思考することをゆるす 私設図書室&喫茶「鈍考/喫茶 芳」」(朝日新聞デジタル「京都ゆるり休日さんぽ」→https://www.asahi.com/and/article/20230707/423922008/)で知った。 「BACH 京都分室 鈍考donkou/喫…

938難読名字(その157):坊薗

ニュージーランドで発見した。「ぼうぞの」さんは,サッカー女子ワールドカップのニュージーランドとノルウェーとの開幕戦(20日,オークランド)の坊園真琴副審である。山下良美主審,手代木直美副審とともに女子ワールドカップの開幕戦で担当した最初の日…

937新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」五十五論

『女性セブン』(小学館,8月3日号)は,ふたたび「才」に戻っていた。 「佳子さま(28) 「ご学友が結婚ラッシュ!」 28才の祝福と焦燥」 とある。前号での 「瀬戸内寂聴さん(享年99) 衝撃の書 85歳のセックスと不倫」 とはなんだったのか。少々,焦燥に…

936難読名字(その156):慈性

名古屋で発見した名字は「じしょう」である。 -関連エントリー--難読名字(その155):加岳井→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/07/09/112008--難読名字(その154):瀬月内→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/07/02/233000--難読名字(そ…

935新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」五十四論

『女性セブン』(小学館,7月27日号)に異変が起こっている。 「瀬戸内寂聴さん(享年99) 衝撃の書 85歳のセックスと不倫」 とあり,その隣の隣には 「50才超えてやってはいけない「絶対後悔するヤバい副業」」 とあるではないか。 「才」で年齢表記をして…

934難読名字(その155):加岳井

『だるまさん』シリーズで知られる絵本作家かがくいひろしの「かがくい」は「加岳井」だった。NHK E「日曜美術館」(2023年7月9日放送→https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/Z9249119YM/)で知った。「かがくいひろし」の「かがくい」とは…

933東ドイツの記念切手(その6)

'STÜRZT HITLER' (ヒットラーを倒せ)のポスターをあしらい,肖像と生没年を記した6組7人の人物切手である。 ANTON SAEFKOW 1903 - 1944, FRANZ JACOB 1906 -1944, BERNHARD BÄSTLEIN 1894 - 1944, HARRO SCHLZE - BOYSEN 1909- 1942, Dr. ADAM KUCKHOFF 18…

932新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」五十三論

『女性セブン』(小学館,7月20日号)は今号も「独占 山田裕貴(32) (ハート) 西野七瀬(29) 「30才までに結婚」」 半同棲 撮」と「才」が踊っている。 広告が載っている紙面の一般記事には「歳」とする年齢表記が散見する。同じ誌面にこの表記の乱れは…

931難読名字(その154):瀬月内

札幌市で発見した。「せつきない」とそのままの読む。意外にありそうでない名字で,岩手県九戸郡内の地名が由来という。 -関連エントリー--難読名字(その153):黒脛→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/07/01/233000--難読名字(その152):圓鍔→ht…

930難読名字(その153):黒脛

福島県新地町で発見した名字で,「くろはばき」と読む。実際の「はばき」は脛と巾を合体して一字にしたもので辞書にない。もとは,伊達政宗の忍者集団「黒脛巾組」が由来という。 辞書に載っている「はばき」には金偏に「祖」(鎺)や金偏に「元」がある。 -…

929新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」五十二論

『女性セブン』も『週刊ポスト』も小学館から出ている週刊誌である。 『週刊ポスト』(7月14日号)はといえば,「歳」が咲いている。「80歳の一級建築士が挑む「脳を刺激するリフォーム」に業界大注目」,「100歳になってもボケない家」,「神戸6歳児遺棄 32…

928新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」五十一論

毎週木曜日の新聞を開くのが楽しみになっている。ほかでもない,『女性セブン』(小学館)の広告が載るからである。 最新号(2023年7月13日号)も期待に応えて,「神戸6才男児遺棄」「60才から見つける「終の天職」」とあった。 才子才に倒れるわけではない…

927生八ッ橋か焼八ッ橋か

あるテレビ番組で若者の好きな和菓子のトップが八ッ橋だった。おそらくこの和菓子の八つ橋は生八つ橋ではないかと思われ,餡を入れたのが1960年という。その後現在の三角形になり「聖」と呼ぶようになった(株式会社聖護院八ッ橋総本店専務取締役鈴鹿可奈子…

926新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」五十論

『女性セブン』(小学館,2023年7月6日号)の見出しには「70才過ぎたら卵と揚げ物を食べなさい」とやはり「才」があった。 小学館が運用する 'Domani' にはこんな説明がある(→https://domani.shogakukan.co.jp/809480)。 相手が小学生以下の場合は,「才」…

925難読名字(その152):圓鍔

宮城県・石巻博物館で発見した。読みはそのまま「えんつば」で,一度出会うと忘れがたい名字だ。この名字も一生に一度出会うかどうかの珍しい名字である。 -関連エントリー--難読名字(その151):議所→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/06/20/2330…

924難読名字(その151):議所

金沢で発見した。「ぎしょ」と読む。 -関連エントリー--難読名字(その150):外郎→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/06/19/233000--難読名字(その149):梥本→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/06/18/150321--難読名字(その148):越志…

923難読名字(その150):外郎

静岡・小田原で発見したおいしいそうな名字だが,元の人,礼部員外郎陳宗敬が博多で創製した薬に由来するという。京都で外郎家と称し,小田原に伝えられた評判の薬だ。 食べる外郎はその薬の色に似たことから名づけられたそうだ。 名字の持ち主は全国でもご…

922難読名字(その149):梥本

京都で発見した名字で,「まつもと」と読む。辞典では「梥」は「松」の古字とある。部首としては「うかんむり」ではなく「木部」だそうだ。 古字とはいえ,なかなかお目にかかれない松である。 -関連エントリー--難読名字(その148):越志→https://akamac.h…

921難読名字(その148):越志

長野市の神社で発見した。「おし」と読み,戸隠神社か飯縄神社の関係者らしい。 長野にいないと出会えない名字のひとつだ。 -関連エントリー--難読名字(その147):桒山→https://akamac.hatenablog.com/entry/2023/06/07/153446--難読名字(その146):毛籠…

920ぺんてるノック式ゲルインキボールペン

ぺんてるからでているエナージェルの使い勝手がよく,「スッと書けて,サッと乾く」のがいい。メモや手帳に重宝しており,万年筆との二刀流に欠かせなくなった。 エナージェルには,0.3mm,0.4mm,0.5mm,0.7mm,1.0mmの5種類で,軸色とインク色がシルバー・…

919今年も大連古代蓮が咲き始めた

松山市考古館の大連古代蓮が今年も咲き始めた。館によると昨日9日に一輪目が咲き始めたそうで(「ふんどう君通信」→https://www.cul-spo.or.jp/blog_koukokan/),たしかに今日10日時点では数輪の花が咲いているだけだ。来週は多くの蕾が開くことだろう。 -…

918新聞広告の漢字事件または「「歳」と「才」」四十九論

『女性セブン』(小学館,2023年6月22日号)の見出しにはやはり「才」が舞っている。「才」表記の見出しがないときには「才」を使っていないように見えただけだった。 「80才以上の著名人が明かす 私の長生きスイッチ50」と「足元から健康に! 100才までに元…

917難読名字(その147):桒山

「桒」は「桑」の俗字で,正字の「桑山」は多くいらっしゃる。「桒山」となるとごく少数である。 「手で触れて見る彫刻展」や「清里の森・彫刻ギャラリー GAKOU」(→https://kiyosatonomori.co.jp/enjoy/facilities/plaza/gakou)の彫刻家・桒山賀行(くわや…