社会思想史学会MLより転載。
大戦間期ドイツの社会経済思想セミナー「ドイツの新自由主義思想の源流と国家の位置」
経済危機以降,新自由主義的経済政策や,国家介入を含む自由主義のあり方が再検討される現在,経済をめぐる政策と統治のあり方について,歴史をふまえつつ問題の核心を突く議論が求められております。そこで大戦間期のドイツ経済学とナチズムの時代を分析した著書Nationalökonomie und Nationalsozialismus (Metropolis, 1998/ 2009)の著者であるHauke Janssen氏の来日の機会に,同時期に関する現代の基本書ともいえる『競争秩序のポリティクス』の著者,雨宮昭彦教授をお招きし,お二人のご報告をいただく豪華なセミナーを企画いたしました。
なお,講演はドイツ語で行われますが,同時通訳がございます。みなさまのご来場をお待ちしております(同時通訳受信機の準備の都合上,おいでになる方はご予約をお願いいたします)。
このセミナーは,科学研究費プロジェクト「有機的ヴィジョンの構想力と経済統治のデザイン」(研究代表者:深貝保則),「戦争・経済・メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究」(研究代表者:西谷修),「ネオリベラリズムとグローバル・ガヴァナンスの変容に関する総合的研究」(研究代表者:土佐弘之)の関連企画として行われますが,どなたでも御参加いただけます。