520森薗・大島ペア,優勝(卓球ワールドツアー・カタールオープン)

男子ダブルスの決勝がさきほど終わり,第1シードの森薗・大島ペアがスウェーデンのカールソン兄弟ペア(KARLSSON Kristian・KARLSSON Mattias)に 3-1 (9-11, 11-5, 11-5, 11-9) で勝ち,前週のインドオープンに続く二週連続,ワールドツアー6回目の優勝となった。ペアが出場した大会すべてで優勝というすばらしい記録である。ワールドツアー大会男子ダブルスで17回目の優勝。
カタールオープンは中国のトップ選手がエントリーしていた。カールソンペアは1回戦で第2シードの馬・張ペアに勝ち,決勝まで進んできていた。森薗・大島ペアは今大会中国ペアとの直接対決はなかったもののプラチナシリーズでの優勝は世界選手権大会(デュッセルドルフ大会)に弾みがついた。
男女のシングルス決勝は中国選手同士となった。男子は馬龍(MA Long)対樊振東(FAN Zhendong),女子は陳夢(CHEN Meng)対王曼碰(WANG Manyu)となっている。
準決勝の方博(FANG Bo)対樊は見応えがあった。方の得点パターンは樊のフォア攻めだった。方が勝ってもおかしくない展開だったが,最後は樊の集中力が勝り,4-3 (9-11, 11-3, 12-10, 5-11, 11-6, 13-15, 11-8) と振り切った。
馬対台湾の荘智淵(CHUANG Chih-Yuan)のもうひとつの準決勝は,サーブの時の3球目攻撃,レシーブのときのつっつきからのカウンター狙いで馬が荘を圧倒して 4-0 (11-8, 11-8, 11-6, 11-4) で決勝に進んだ。馬は準々決勝のポルトガルフレイタス(FREITAS Marcos)戦でもこの戦術で余裕があった。