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久留間鮫造の古典的書物『価値形態論と交換過程論』(岩波書店,1957年)の英文デジタル版 (Theory of the Value-Form & Theory of the Exchange Process) が公開された(下記「詳細」参照)。訳者は,日本在住のマイケル・シャワティー (E. Michael Schauerte) さんだ。
彼は,『価値形態論と交換過程論』,『貨幣論』の一部,『マルクス経済学レキシコン』に付いていた「栞(しおり)」のうち貨幣論にかかわる部分(大谷禎之介との討論)を翻訳し,出版していた(2008年9月。下記関連エントリー参照)。今回の英文デジタル版はこれを元にしたものである。Samezō Kuruma Archive はすべてシャワティーさんによるものだ。アーカイブには簡単な書誌情報が付いているので,久留間のオリジナル稿との対応がわかる。
Marxism in Japan にある,相原茂,猪俣津南雄,片山潜,河上肇,久留間,対馬忠行,見田(甘粕)石介,坂田昌一,向坂逸郎,内田弘の英文は大部分シャワティーさんによる翻訳である。
- 詳細
- MIA (Marxists Internet Archive)→http://marxists.org/index.htm
- MIA: Marxism in Japan→http://marxists.org/subject/japan/index.htm
- MIA: Marxism in Japan: Samezō Kuruma Archive→http://marxists.org/archive/kuruma/index.htm
- Theory of the Value-Form & Theory of the Exchange Process→http://marxists.org/archive/kuruma/value-form/index.htm
- 関連エントリー
- Samezo Kuruma (translated by E. Michael Schauerte), MARX'S THEORY OF THE GENESIS OF MONEY: How, Why And Through What Is A Commodity Money?→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090122/1232633914