DE - Magazine Deutschland (J 2/2012)が届く(新ポータルサイト www.deutschland.de)。特集は「ヨーロッパ」。ヨーロッパに EU が必要で,その中心をドイツ(とフランス)が担うという主張を込めている。
ベルリンの街を紹介する記事におもしろい記述があった。350万都市ベルリン市内の樹木数である。2012年6月時点で,その数43万8740本だそうだ。「市の行政当局は住民が考えるよりはずっと勤勉で,市内の木を一本一本数え上げ,リストに記載し,データをインターネットで閲覧できるようにしている」(78ページ)。樹種別では,菩提樹がもっとも多く,カエデ,オーク,プラタナス,マロニエ,白樺,ヨーロッパブナとつづく。クリツベルク九区ではどの通りにも平均89本の街路樹がある(11メートルに1本の割合)。シャルロッテンブルク九区では9メートルごとに1本とさらに多い。ティアガルテンはじめ市内には3,309カ所の公共緑地帯があり,非公式のものは数えきれないそうだ。
行政当局だけでなくリストを作るのはドイツ人が得意とするところだろう。記録することにかけてはドイツ人はとてもまめである。
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