434水谷と福原がベスト4

男子シングルスの水谷隼は準々決勝でポルトガルフレイタス(FREITAS Marcos)に 4-2 (11-4, 9-11, 11-3, 11-8, 10-12, 11-2),女子シングルスの福原愛は同じく準々決勝で台湾の馮天薇(FENG Tianwei)に 4-0 (14-12, 11-8, 11-7, 11-5) と零封し,ともに準決勝に進んだ。丹羽孝希は中国の張継科(ZHANG Jike)に 1-4 (11-5, 4-11, 7-11, 7-11, 4-11) で準決勝進出はならなかった。
水谷の安定感はさすがだ。中国選手が得意のフォアカウンターを身につけ前・中陣での攻守を徹底していた。福原はフォア強化に成功し得意のバックハンドを生かしていた。第1ゲームのジュースをものにしたのが大きかった。
男子の準決勝は中国の馬龍(MA Long)対水谷,ベラルーシのサムソノフ(SAMSONOV Vladimir)対中国の張継科(ZHANG Jike)となった。水谷は馬とは12回対戦してまだ勝ったことがない。念願の決勝進出と馬からの一勝がかかる。サムソノフは張に0勝4敗。前回ロンドン大会の銅メダリストのドイツのオフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij)に勝ち,1996年アトランタ大会から出場して初めてのベスト4からさらに上を目指す。
女子の準決勝は中国の李暁霞(LIU Xiaoxia)対福原,中国の丁寧(DING Ning)対北朝鮮のキム・ソンイ(KIM Song I)となった。福原は李にたいして1勝9敗。初めて対戦した2009年に唯一勝っている。3勝14敗と絶対不利の馮に完勝した今大会の福原からすると過去の対戦成績は参考にならない。
女子シングルスの準決勝・3位決定戦・決勝は日本時間の今夜から明朝にかけておこなわれる。男子シングルスの決定戦は明日に予定されている。