172卓球ポーランドオープンで松平(健)・丹羽組優勝

国際卓球連盟(ITTF)のワールドカップツアー2012ポーランドオープン(ポズナニ,11月7日〜11日)で,男子ダブルスの松平健太丹羽孝希組が中国の王皓(Wang Hao)・周雨(Zhou Yu)組を4-1で降して優勝した。1セット目を接戦で取られたが,あとは終始リードし,前陣での速攻で中国の強豪ペアを圧倒した。日本卓球協会ではその都度ニュースを流しているが(→http://www.jtta.or.jp),日本のマスコミの反応はきわめて鈍い。時事通信の配信も全国紙では数行の報道しかなかった。この大会では女子シングルスで前田美優・谷岡あゆか組が3位になり,男子 U21 のシングルスで村松雄斗が優勝,女子 U21 シングルスで谷岡あゆかが準優勝していた。ここで挙げた日本選手は松平が大学生のほかはすべて高校生である。卓球日本の再建は着実に進んでいる。
王皓はオリンピック3大会連続(シングルス)の銀メダリストで世界選手権のチャンピオンになったこともある実力者でありダブルスもうまい。王雨は中国の誇る若手ナンバーワンの選手である(シングルス決勝はこの両者で,ロンドンオリンピック後引退もささやかれていた王皓が調子はイマイチながら貫禄勝ちだった)。勝ちっぷりが爽快だった。ITTF の itTV で男子ダブルス決勝などを観ることができる。すばらしい松平・丹羽組のプレイをご覧あれ(http://www.ittf.com/ittv/にアクセスし「2012 GAC World Tour Polish Open」をクリック。ただし,アドビ・フラッシュ・プレイヤーなので iPad では観ることができない。)。