255腕時計4話

NHK「好きだモノ。。。02腕時計」(→http://www4.nhk.or.jp/sukidamono/99/)はおもしろかった。産業革命の技術者の多くは時計職人だったし,マルクスが分業を論じたときには時計製造過程を参考にした。時計の文字盤の「III」は評者の雑学のネタでもある(今日出てきた時計はすべて「IIII」だった!)。
登場したのは,日本人の独立時計師の菊野昌宏(→http://www.masahirokikuno.jp),耐衝撃時計の開発者の伊部菊雄,マリー・アントワネットが注文した懐中時計を44年かけて作ったブレゲ(→http://www.breguet.com/jp/node_1421),広島県呉市大崎下島にある日本最古(1858年(安政5年))の時計店・新光時計店(松浦時計店)にして修理を手がける4代目の松浦敬一(→http://www.shinko-tokei.jp/profile.html)だった。どの時計師もすばらしい。
愛用している時計は,ようやく職を得たときに妻がプレゼントしてくれたロンジン製だ。竜頭が緩んで数回修理に出したが,以来30年近く時を刻んでくれている。