004&002受胎告知・欠航告知・新聞告知

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昨日は東京でのとある学会役員会が昼過ぎに終了。夕方の飛行機までの時間を使って東京国立博物館http://www.tnm.jp/)「レオナルド・ダ・ヴィンチ――天才の実像」を観に行った。「受胎告知」(フィレンツェウフィツィ美術館蔵)が人気で,20分ほどの待ち時間だった。かつて同館で開かれたドラクロワ民衆を導く自由の女神」(ルーヴル美術館蔵)の時には雨の日に同館を1周して待ったことに比べると休日とはいえ一安心だ。「受胎告知」は縦98センチ,横217センチあり,「最後の晩餐」に次ぐ大きな作品だという。「受胎告知」の前は何重もの人の輪だった。停滞している原因は解説イヤホンを耳にした人が多いからだ。評者は,いつものように自分の感性のみを頼りに歩きながら鑑賞した。プラド美術館展「プラド日記」(http://event-yomiuri.cocolog-nifty.com/)はポッドキャストで配信して好評だった。「受胎告知」においても試みて欲しかった。第2会場「平成館」も駆け足で鑑賞し,図録を買って帰途についた。
5時15分発予定のANA595便に乗るべく4時前浜松町で自動チェックイン。しようとしたがエラーが出て,その時は何も考えず羽田に急ぐ。羽田でも自動チェックインが使えず,その時点でANAのシステム異常で大変な事態になっていることに初めて気づく。窓口に2時間並ぶも6時以降の松山便は取れず,今日の12時15分発589便を確保した。ホテル代として1万円もらったが,浜松町で気づいていれば,JALへの変更など対応できたと思う。浜松町では何のアナウンスもなかった。羽田でのANAの対応は客への周知や現状アナウンスなど間歇的にあるだけで,ひどいの一言だ。キャンセル方法,運航状況,ホテルの手配など客へ伝えるべき項目はいくつもある。社長は当日大阪にいたらしいが,会社としての事情説明などは社長に代わって誰かが当日客の前で言うべきだ。さらに,長い列をつくって待つ客も,自分の番がきたら新幹線への乗り換え分を出せとか無理な要求を長々とやっている。
仕方なく前日泊まった神田のホテルに電話を入れ,再宿泊した。地上デジタル世界卓球選手権の女子ダブルスと男子シングルス(ダブルスは最終セットのみ)を見ることができたので結果オーライだ。卓球愛好家にはたまらない放送だ。ゲームのほうも中国勢同士の対決とはいえレベルが高かった。男子の馬琳や王皓を見ているとペンホルダーでも世界に通用することがよくわかる。ひところペンホルダーのバック側の弱点が言われた。裏面打法でシェークハンドともほぼ互角と見ていい。
さて,ANA589便に乗り,読売新聞に目を通す。名古屋からの便らしく,中部支社発行の第13版だ。社会面には「全日空130便欠航」と大きな記事と写真が出ている。写真に目を転じたところ,見覚えのある顔が写っているではないか。しかも,写真の焦点をこの人物にあてたように。左手前方からカメラが写しているなとは思っていたが,こうもはっきり新聞に出るとは!
今日の午前中予定の大事な会議はキャンセル,夕方の会議にはなんとか間に合った。