120出張講義 in 弓削高校(その2)

弓削島は愛媛県だが,広島県因島に近い。今回利用したのは今治からの高速船。地図の(2)のルートだ(「えひめしまなみグリーンツーリズム」より→http://shimanami.ciao.jp/access.html)。しまなみ海道西瀬戸自動車道)は何度か通ったことがあり,今回は瀬戸内クルージングを兼ねて海のルートで,弓削島に行く。この(2)のルートは,今年の5月まではフェリーもあった。現在は高速船のみの運航だ。瀬戸内海はかならず島が見える。昨年セントレアから津まで高速船に乗ったことがある。海と船しか見えなかった。
高速船からはしまなみ海道に架かっている大小10の橋のうち,来島海峡大橋今治-大島,世界初の三連吊橋),伯方・大島大橋(日本初の補剛箱桁吊橋),多々羅大橋大三島-生口島,世界一の斜張橋)を遠望することができる。

今治港第2桟橋から芸予観光フェリーの因島・土生港行き高速船に乗る。ちょうど1時間,片道1,600円だ。大島の友浦港,伯方島の木浦港,岩城島の岩城港,佐島の佐島港に寄港し,弓削島の弓削港に着く。今回お世話になったY先生は毎日伯方島から高速船で通勤しているそうだ。愛媛県の小中高の先生たちはこうした島嶼部の学校勤務もあるのだ。弓削島には弓削商船高専もあり,愛媛大学との人事交流で弓削商船高専に勤務する職員もいる。




弓削高校は港から徒歩5分ほどの高台にある。校門わきに卒業生の贈った碑があった。出張講義の会場は,4階の地歴教室。窓からは弓削島と佐島を繋ぐ弓削大橋を眺めることができる。島ならではの絶景だった。