108大学犬はなちゃんの日常(その101)

愛媛新聞2009年2月14日付にはなちゃんが登場した(引用に際しては,算用数字にあらためた個所がある)。

愛媛大 犬「はなちゃん」 学生癒すアイドル
愛媛大学松山市文京町)のキャンパスに住みつき,行き交う学生を”つぶらな瞳”で見つめるちょっとメタボな白い犬。学生みんなが知っている癒し系アイドルで,ひょっとすると学長より有名かも…。
名前は「はなちゃん」。「ガブリエル」などと呼ばれることもあるらしいが,れっきとした”女性”。愛媛大生まれの愛媛大育ち。年齢は…多分,15,6歳だが,定かではない。それもそのはず,大学に迷い込んだ母犬が産んだ数匹のうちの一匹なのだそうだ。ほかの子犬はもらわれていったが,はなちゃんだけが残ったという。
法文学部棟の玄関の片隅に置かれた専用の段ボール小屋をすみかにし,日ごろ気に掛けてくれる女性職員に,毎日のえさやベッドメーキングでお世話になっている。キャンパス内を自由に闊歩(かっぽ)し,時には昼寝。スローライフ謳歌(おうか)している。
人気の秘密は人懐っこさから? と思いきや「人にこびない」ことで有名なのだとか。学生たちも「声をかけても無視される」「頭をなでようとするとかわされる」と,つれない態度にやきもきさせられる。
でも,傘立てにすっぽりと体を入れて休んでいる姿は愛嬌(あいきょう)たっぷり。「試験や就職活動で疲れている時,のんびり顔のはなちゃんを見ると安らぐ」ほか,「普段はのそのそ歩くのに,猫を見つけると猛ダッシュする」なんていう声も。
「自然と溶け込み大学の一員になっている」と赤間道夫・法文学部教授。はなちゃんファンを自認し,2007年から自身のブログで始めた観察日記はすでに100回を超えた。
学生,職員に愛されるはなちゃん。でも心配事も。高齢で白内障などの症状が出ていて,法文学部4年の辰田百合恵さん(22)は「みんなのアイドル。ずっと元気でいてほしいですね」。

(追記:2009年2月27日)ラフコリー専門のブリーダーのエアウーマンさんのブログがこの記事を紹介くださっている。愛媛に住んでおられるとのこと。松山なのかどうかはわからない。