025第14回全国「かまぼこ板の絵」展覧会作品集


愛媛県西予(せいよ)市立美術館「ギャラリーしろかわ」の昨年の展覧会作品集ができ(2008年12月1日発行,定価1,500円),評者にも送られてきた。入賞作品のほか,応募者19,671人(昨年21,451人),10,333点(昨年11,316点)のすべての作品リストや写真もふんだんにはいっている作品集である。
手書きの手紙とともに紅葉の葉っぱも2枚入っていた。
第15回となる今年の展覧会の作品を現在募集中だ(4月20日締切)。

  • 西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」
    • 797-1717愛媛県西予市城川町下相680
    • Tel: 0894-82-1001, Fax: 0894-82-0756
    • E-mail: s-gallery@city.seiyo.ehime.jp
  • 南海放送創立55周年記念番組「一片の命――2万人が描くかまぼこ板の絵――」
    • 2009年3月28日(土)午前10時30分〜11時25分
    • 番組テーマ:命
      • 城川町の美術館に『命』をテーマに全国から集まったおよそ2万点のかまぼこ板の絵から十数点を紹介。かまぼこ板の絵から手繰り寄せられてゆく,様々な人生と揺れ動く「命」。心温まる再会,美術館に生き続ける命。今だからこそ,立ち止まって『命』の重さを感じたい。そんな思いで作られた番組です。
    • 内容
      • 『全国かまごこ板の絵展覧会』には毎年2万人以上の人が全国から訪れ,今や愛媛を誇る一大イベントとして全国に名をとどろかせています。昨年からは,日本一短い手紙(丸岡町)とかまぼこ板の絵のコラボレーション展が全国を巡回し,話題を呼んでいます。『命』をテーマに,山里の美術館に全国から届けられた約2万点のかまごこ板。昨年,西予市城川町で開かれた「第14回全国かまぼこ板の絵展覧会」。全国から届けられたかまぼこ板一枚一枚に刻まれた『命の物語』を見つめます。阪神大震災で自ら被災し,弟を失いながらも仮設住宅を巡り,一人一人にかまぼこ板の表札を描き手渡した長岡照子さん(82)。届けられたかまぼこ板の表札は,5年間で1500枚。昨年,14年前の「第1回かまぼこ板展」締め切り間際に届いた一枚の「うららかな頃に」。絵を描いた2ヶ月後,白血病のため21歳で亡くなった中沢裕美さんの命の物語。末期ガンと宣告されながら亡くなる直前までかまぼこ板に描き続けた井岡延国さん。井岡さんがかまぼこ板に描いたのは,自らの闘病生活。そして,子ども時代に過ごしたふるさとでした。山々に咲く花を描いたかまぼこ板は,JR福知山線事故で友人を失い,心の傷を癒す為に訪れたある場所で描かれていました。先だった妻が描き残したかまぼこ板を自分の手で仕上げたいと,何時間も向き合う夫。など,かまぼこ板の数だけ刻まれた『命』を見つめる1時間です。