029岡本真さんの「在職10年・Yahoo! JAPANを退職しました。」報に接して

Academic Resource Guide (ARG) 主宰の岡本さんが本職を退職されたとのことだ。岡本さんと知り合ったのは10年ほど前だ。
評者が関係したことでは,ARG 創刊時から ARG への執筆(のちに「知的産物の客観作業の冒険――『二村一夫著作集』が意味する者――」として岡本著『これからホームページをつくる研究者のために――ウェブから学術情報を発信する実践ガイド――』築地書館,2006年8月10日発行,[isbn:480671335X]に収録),メディアと経済思想史研究会(MHET)(http://homepage3.nifty.com/MHET/)での交流,メールマガジン「日本国の研究 不安との訣別/再生のカルテ」(http://www.inose.gr.jp/mailmaga/)での書評(=査読)などがある。
岡本さんにお願いしたことでは,96年から編集長をしていた関係で『コンピュータ&エデュケーション』第19号(東京電機大学出版会,2005年12月発行,[isbn:9784501840501])での巻頭インタビュー「学術系リソースの可能性」,愛媛大学広報シンポジウムでの講演(2007年12月6日)がある。また,ARG では下記エントリー中にあるように何度か本ブログについて触れてくださった。
一人の人間が複数のことがらを実行するわけだから,仕事と ARG との両立はさぞかし苦労が多かったと思う。岡本さんは Yahoo! JAPAN での仕事についてサーファー,ウェブプロデューサー,講演・講義,研究発表,執筆,社会的活動,産学連携としてきちんと整理されている。ARG を「1998年7月に創刊した後の1999年5月に(Yahoo! JAPAN:引用者注)入社」とあり時期的には重なるものの,当時から評者には本職 Yahoo! JAPAN のサーファー・ウェブプロデューサーとしての岡本さんとARG 主宰の岡本さんとの区別はあった。
当面 ARG は続けるそうだから,評者として可能な協同・共同・協働を追求していきたいと思っている。