8日から11日まで愛媛大学を会場に「SPODフォーラム2009」(四国地区教職員能力開発ネットワーク主催)が開かれている。FD,SDに関する豊富なプログラムが用意されている。そのひとつである「ティーチング・ポートフォリオとは何か?」のセミナーに参加してきた。講師は栗田佳代子さん(大学評価・学位授与機構)。ティーチング・ポートフォリオ(TP)の特徴や導入する意味などの講演とボトムアップで作り上げるTPのミニ・ワークショップだった。
FDやSDはとかくすれば「やらされ」感が強い。教職員(さらには大学)にとってTPを作る意味と教育を考えるいい機会になった。TPについても教員の教育評価に直結させるとの意見がある。講演では教育の多面的評価に資することもできるとしていた。TPはむしろ教育活動の不断の改善に不可欠だととらえておきたい。
文科省の支援を受けているとはいえ,「SPODフォーラム2009」は大学教育の質的向上を目指すこれまでにない取組だと思う。
- 資料と関連サイト
- 大学評価・授与機構「日本におけるティーチング・ポートフォリオの可能性と課題――ワークショップから得られた知見と展望――」(2009年3月発行)【pdfファイル412ページ・12.64MB】→http://www.niad.ac.jp/ICSFiles/afieldfile/2009/05/27/houkokusho_tp200903.pdf
- 四国地区大学教職員能力開発ネットワーク→http://www.spod.ehime-u.ac.jp/
- 「SPODフォーラム2009」(四国地区教職員能力開発ネットワーク主催)→http://www.spod.ehime-u.ac.jp/forum/index.html
- 関連エントリー
- 四国地区大学教職員能力開発ネットワーク『研修プログラムガイド2009』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090606/1244275809