書誌情報:NHK知る楽(歴史は眠らない),157頁,2009年8月1日
- 作者:秋道 智彌
- メディア: ムック
- -
NHK教育テレビの火曜日「歴史は眠らない」(午後10時25分〜10時50分,再放送:午前5字35分〜6時)シリーズの8月,9月のテキストで,すでに放送は終了した。
秋道のものは,日本人として捕鯨の歴史をおさえて問題を考えようとするもので,一大地場産業であったこと,くじらをすべて利用する日本独自の食文化があったこと,くじらを弔う自然思想があったことをまとめている。今回あらたに捕鯨の際の事故や災難にそなえた地域社会保障制度に触れている(関連エントリー参照)。
円満字のものは,漢字にまつわる事件をとりあげ,当用漢字,常用漢字,新常用漢字にいたる「漢字制限論」の変遷を追う。金銭関係と異性関係と同じように,漢字を事件として扱う発想と漢字へのわれわれの多様な「感じ」を代弁している。
- 関連エントリー
- 秋道智彌著『クジラは誰のものか』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20090211/1234362092
- 村松友視・浅井愼平・南伸坊・白井佳夫著『伊丹十三――カメレオン男のトリック――』(その2)→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080919/1221829996
- 村松友視・浅井愼平・南伸坊・白井佳夫著『伊丹十三――カメレオン男のトリック――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20080913/1221293827
- 野村進著『長寿企業は日本にあり』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071221/1198227879
- 戸井十月著『チェ・ゲバラ――革命への旅――』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20071218/1197970002