059第3回国立国会図書館情報検索サービスの利用者ニーズに関するディスカッション

三菱総合研究所が委託を受け調査をしているもので,Academic Resource Guide の岡本真さん(→http://d.hatena.ne.jp/arg/)からの紹介ということで参加してきた(於三菱総合研究所)。
国会図書館(NDL)が提供している総合目録データベース,PORTA(国立国会図書館デジタルアーカイブポータル),リサーチサービスなどの各種サービスを見直し情報資源の有効活用をはかる目的で,都合十数回ディスカッションを予定しているとのことだ。リーダーの原田隆史さん(慶応義塾大学文学部)の事前整理は,

  1. Webサービス世界の中でのNDL情報提供サービスの位置づけ
  2. 自分の発信する情報の情報源としてのNDL情報提供サービスの有効性
  3. NDLだから行うべきサービス,行う必要がないサービス
  4. 新サービスで取り込むべきWeb2.0的サービスとその有効性
  5. NDLの提供するPORTAに期待するもの

だった。今回集まったのはメディア会社,出版社,金融ソリューションなどの方々。NDLの多様なユーザを想定した自由な討論という趣旨なので,納本図書館の可視化と各図書館(美術館,博物館を含む)総合目録ネットワークの構築がNDLの一番の使命だろうし,それに尽きるのではないかなどとユーザとしての意見を述べた。
NDLの次期情報提供サービスがさらに充実することを期待したい。