098外務省「外交講座」

外務省国際協力局審議官・大脇広樹「日本外交とODA」(事前の案内では「我が国の「国際協力」について」)の講演を聴いた(グリーンホール,午前10時30分〜午後0時)。外務省の出前講義のようで,日本のODAの概要や具体例,予算などについて解説していた。
講義の時間帯に合わせて大学生と附属高校生が多く聴けるようにしていたこともあり(要するに動員),300名ほどの参加者でグリーンホールが満杯だった。1997年をピークに年々減少するODA当初予算への危機意識が背景にある(14年間で約半減)。ODA実績の対GNI比では韓国,イタリア,ギリシャに次いで低く0.20,純支出ベースでみた援助実績では米,英,仏,独に次ぐ第5位である。日本のODA発展途上国支援に必要かをアピールする狙いがあるのだろう。
日本のODAへの批判や問題点をも含むものだったら,さらに理解が深まったように思う。