その5「取り組んだら放すな,殺されても放すな,目的完遂までは……。」
電通の過労死自殺事件とともに社員手帳にある「鬼十則」の見直しが進められているという。「殺」や「死」が日常的に使われているスポーツがある。野球である。思いつくだけでも「補殺」「二重殺」「三重殺」「死球」「併殺」「封殺」などがある。戦争用語をちりばめて死をも恐れない勇ましいスポーツに仕立てたわけだ。裏には守るべきルールがあって言葉だけがやたら勇壮なのだ。
われわれが「死にものぐるいで頑張れ」などと普通に使うように,電通の「鬼十則」の「殺されても」は鼓舞する気持ちを込める意味では肯定もされるだろう。
電通の「鬼十則」から「殺されても」の一句が削られても電通から過労死はなくならない。
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