061福原,決勝進出(卓球ワールドツアー・ドイツオープン)

ITTF卓球ワールドツアー・ドイツオープン(スーパーシリーズ;13日〜17日)は最終日をむかえている。男子シングルスでは久し振りに国際大会に出場した水谷隼(WR14)が準々決勝でドイツのオフチャロフ(WR5)に0-4と敗退した。右肩負傷で全中大会で結果を残せなかった張継科(WR4)は同じ中国の樊振東(WR11)に2-4と振り切られた。
女子シングルスは福原(WR14)が準々決勝,準決勝をそれぞれ4-2,4-3としぶとく勝って決勝に残った。若宮三紗子とのダブルスも決勝に進出している。
U21の男子シングルスでは森薗政崇が優勝,女子シングルスでは浜本由惟が第3位となった。
ワールドツアーのなかではランキング上位者が参加しているドイツオープンで日本選手はまずまずの成績を残したといえるだろう。松平健太が3回戦で,石川佳純が1回戦で負けたのは予想外だったが,塩野真人が3回戦でオフチャロフに3-4と惜敗だったし,石垣優香が1回戦で馮天薇に勝って準々決勝まで進むなど善戦も目立った。
itTV (http://www.ittf.com/ittv/) ではライブ中継で決勝戦を見ることができる。
(男子シングルスは樊振東が前週のポーランド大会に続いての優勝だ。まだ16歳とは思えないしぶとい試合運びをする。要所でのバック攻撃が威力を発揮していた。女子シングルスの福原,同ダブルスの福原・若宮ペアは決勝でいずれも負け,準優勝にとどまった。シングルスは,中国の文佳(WR37)に先に左右に動かされた。左利きの文に対してもっとフォアを振らせる攻撃があってもよかった。0-4の負けはいたしかたない。ダブルスは2-0とリードした第3ゲームをジュースで3度のマッチポイントを得ながら落としたのが痛かった。追記:11月18日)