369トップ10ショット(卓球ワールドツアー・ドイツオープン)

女子シングルスで石川佳純が準優勝,男子ダブルスで森薗・大島ペアが優勝,U21男子シングルスで村松雄斗が優勝(三部航平は第3位),U21女子シングルスで浜本由惟が優勝(早田ひなは準優勝,佐藤瞳は第3位)と日本選手が活躍したドイツオープンのトップ10ショットだ。佐藤瞳,吉田海偉,福原愛丹羽孝希のプレーが含まれている。
男子シングルスで優勝した馬龍(MA Long)の強さは圧倒的だった。馬は今大会を含めてワールドツアーに31回出場し,うち21回の優勝は王励勤(WANG Liqin)に並んだ。王はグランドファイナルを3回制したのにたいし,馬は4回と王を上回る。ただ,決勝戦の相手だったサムソノフ(SAMSONOV Vladimir,WR10)はワールドツアーを26回制している。馬も馬だ馬だサムソノフに及ばない。
準々決勝で馬に負けた吉田海偉(WR56)は1回戦で李尚洙(LEE Sangsu,WR17),2回戦でフレイタス(FREITAS Marcos,WR8)とシード選手にともに圧勝し,ペンドラの魅力を十二分に発揮していた。吉田は現在ポーランドのチームに属し,ヨーロッパチャンピオンズリーグ準決勝進出を果たしている。
荘智淵(CHUANG Chih-Yuan,WR7)は準決勝でサムソノフに負け,前週のハンガリーオープンに続く優勝はならなかったが,閻安(YAN An,WR15)とオフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij,WR4)に完勝した。サムソノフは39歳,荘は34歳,吉田も34歳とベテランの活躍も光った大会だった。