417樊と劉が優勝(卓球ワールドツアー・ジャパンオープン)

男子シングルスと女子シングルスの決勝は中国選手同士の対戦となり,男子は樊振東(FAN Zhendong,WR2)が許しん(「日」に「斤」,XU Xin,WR3)に,女子は劉詩雯(LIU Shiwen,WR1)が丁寧(DING Ning,WR2)に勝ち優勝した。樊は9回目のファイナリストで7回目,劉は26回目のファイナリストで14回目の優勝である。
男子シングルスの準決勝で馬龍(MA Long,WR1)に勝った許は強かった。バックの強打とカウンターがおもしろいように決まり,馬を圧倒した。樊との決勝ではやや下がり気味のポジションでプレーし終始押され気味だった。馬には6勝16敗から盛り返し,樊には5勝7敗しかも6連敗となった。
シングルスとダブルスはすべて中国の優勝。しかも中国選手同士の対戦を除いて非中国選手には負けないという強さだった。オリンピックでシングルスにエントリーする馬と張継科(ZHANG Jike,WR4),丁と李暁霞(LI Xiaoxia,WR5)は優勝できず,リザーブの樊と団体要員の劉が優勝する層の厚さを示した。
来週はジャパンオープンに続くスーパーシリーズの韓国オープンがあり,オリンピック前の最後の国際大会となる。