415張本智和,U21で優勝(卓球ワールドツアー・ジャパンオープン)

U21男子シングルスで張本(WR190)が優勝した。大学1年の三部航平(WR88)を相手に 3-0 (11-1, 11-6, 13-11) と零封した。堅いバックブロックを攻守の起点に,つねに先手を取っていた。U21クラスでも張本は最年少で次々と20歳前後のお兄さん選手を破っての優勝はすばらしい。
男子シングルスでは1回戦を勝ったのがシード選手の水谷(WR6)と吉村(WR19)だけだった。そのふたりが2回戦で対戦し,水谷が明日の準々決勝に進み,11戦11敗の馬龍(MA Long,WR1)と対戦する。
女子シングルスでは石川佳純(WR4),早田ひな(WR37),伊藤美誠(WR10)が2回戦に勝ち上がり,早田だけが準々決勝に進んだ。早田はルーマニアのサマラ(SAMARA Elizabeta,WR30)に2ゲームのジュースをものにしたのが大きく,4-1 (11-8, 13-11, 9-11, 17-15, 11-8) と粘り勝ちした。石川は9勝6敗と勝ち越している台湾の鄭怡静(CHENG I-Ching,WR15)に 3-4 (11-9, 11-1, 9-11, 9-11, 9-11, 11-8, 4-11) と惜敗した。伊藤は一度勝ったことがある中国の丁寧(DING Ning,WR2)に 1-4 (7-11, 4-11, 12-10, 9-11, 4-11) と及ばなかった。第4ゲームの1-7から挽回し一度は9-9まで盛り返したものの押し切られたのがポイントだった。このゲームを取っていれば完全に伊藤の流れになっていた。
男子ダブルスではブラジルのカルデラノ(CALDERANO Hugo)・ツボイ(TSUBOI Gustavo)ペアがベスト4に残った。
オリンピック代表のうち,男子の丹羽(WR18)と女子の石川と福原(WR7)は中国選手と対戦する前にそれぞれブラジル,台湾,香港の選手に負けた。シングルスと団体戦ともメダルどころか入賞も危うい。とくに丹羽と福原は結果を出せていない。
男子シングルスでは中国の4強に水谷,台湾の黄(WONG Chun Ting),ベラルーシのサムソノフ(SAMSONOV Vladimi),フランスのゴジ(GAUZY Simon)が挑戦する。女子シングルスでは早田が丁寧と当たる。