587上田・吉村ペア優勝(卓球ワールドツアー・中国オープン)

男子ダブルスは上田仁・吉村真晴ペアが木造勇人・張本智和ペアに 3-1 (12-10, 9-11, 11-8, 11-9) で勝ち,このペアでの2013年ジャパンオープン以来ワールドツアー2回目の優勝となった。得点差からもわかるように僅差の勝負で,第1ゲーム次第では真逆の結果になっていたかもしれない。
女子シングルスは丁寧(DING Ning,WR1)が16歳の孫穎莎(SUN Yingsha)に 4-1 (8-11, 11-9, 11-4, 11-7, 11-6) で貫禄の優勝だった。丁寧のしゃがみ込みサーブがことごとく決まり,第3ゲーム以後は一方的な展開となった。孫は,先週のジャパンオープンで優勝し,今大会も予選から勝ち上がり,東京大会同様シンガポールの馮天薇(FENG Tianwei,WR5)には準々決勝で,劉詩雯(LIU Shiwen,WR2)には準決勝でともに 4-0 と快進撃したが,最後は女王に止められた。
男子シングルスの決勝は劇的な終わり方だった。ドイツのオフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij,WR5)が先輩になるボル(BOLL Timo,WR8)にたいし,ゲームオール 6-10 から連続6ポイントで大逆転だった。終わってみれば 4-3 (17-15, 7-11, 12-10, 11-9, 7-11, 6-11, 12-10) とジュースをすべてとったのが勝因となった。力のオフチャロフ対技のボルと見応えある決勝となり,中国選手の棄権(ボイコット?)で水を差された大会の掉尾を飾った。