024打倒中国卓球,ヨーロッパと日本の挑戦

朝日 Globe に「卓球王国・中国を追え 欧州3カ国,育成に熱 少数精鋭・国家主導・・・」という特集があった(6月16日・7月6日付け→無料購読は記事のおおよそ半分→http://globe.asahi.com/sports/2013061400005.html)。
世界選手権男子シングルスで中国以外の最後の優勝者ウェルナー・シュラーガー(オーストリア,2003年パリ大会)が経営にかかわる,ウィーンの「ウェルナー・シュラーガー・アカデミー」が2011年1月にオープンし,ヨーロッパの練習拠点になっているという。かつて全日本チャンピオン(2001年と2002年)になったことがある梅村礼はコーチとして指導している。バタフライで知られるタマス(世界最大手の卓球メーカー)はスポンサーとして資金協力している。
ドイツでは「リープヘル・マスターズ・カレッジ」(オクセンハウゼン)という少数精鋭育成プロジェクト,フランスでは国家プロジェクトとして国立スポーツ研究所で育成を始めた。卓球の話題をこれだけ大きく取り上げてくれたスポーツ部木村健一記者のセンスがいい。
日本ではすでに2008年4月から中学1年から高校3年までを対象にした「JOCエリートアカデミー」(→http://www.joc.or.jp/training/ntc/eliteacademy.html)が始まっている。ITTF のジュニア選手権やワールド・ツアー U21 などの活躍をみると,ヨーロッパや日本の打倒中国の実現はそう遠くはない。