419許,2週連続で馬に勝つ(卓球ワールドツアー・コーリアオープン)

男子シングルスの決勝で許しん(「日」に「斤」,XU Xin,WR3)は馬龍(MA Long,WR1)に 4-3 (11-7, 12-10, 4-11, 12-10, 7-11, 6-11, 11-9) で勝ち,優勝した。前週のジャパンオープン準決勝に続き,2週連続で馬を倒した。通算成績を8勝16敗とした。
2-1 とリードした第4ゲームの終盤に 8-10 とゲームポイントを握られたあと2連続でバックハンド3球攻撃でジュースに持ち込み,このゲームをとって流れを引き寄せた。ゲームオールの第7ゲームは6連続ポイントなどで 8-2,10-5 とマッチポイントを握る。ここから馬に4連続ポイントで10-9となった。馬の短いミドルへのサービスを見事なチキータレシーブで試合を決めた。
準決勝の樊振東(FAN Zhendong,WR2)戦もゲームオールからの最終ゲームを3連続,4連続,3連続ポイントで逃げ切った。
準々決勝の樊対方博(FANG Bo,WR11)も見応えがあった。0-2 から盛り返し,スピード溢れる試合を展開した。
中国選手の特徴は,主導権を取るレシーブとツッツキレシーブをしてからのカウンターとメリハリを徹底していること。ジャパンオープン以上に中国選手の強さを感じる大会だった。
女子シングルスでは丁寧(DING Ning,WR2),男子ダブルスでは許・張継科(ZHANG Jike,WR4)ペア,女子ダブルスでは丁・劉詩雯(LIU Shiwen,WR1)ペアが優勝し,許と丁は2冠となった。