271大島祐哉と佐藤瞳,U21優勝(卓球ワールドツアー・ジャパンオープン)

3日目を迎え,男女シングルスU21の決勝があった。男子では大島が吉田雅己に 3-1 (11-4, 11-6, 7-11, 11-6)で,女子では佐藤がシンガポールのツォン・ジエン(Zeng Jian)に 3-1 (11-8, 9-11, 11-8, 11-9) で,それぞれ優勝した。
男子シングルス2回戦では馬龍(Ma Long)が尚坤(Shang Kun)に 1-4 (8-11, 7-11, 7-11, 11-5, 8-11) で負ける大波乱があった。日本選手では吉村真晴が1回戦では第12シードの韓国の鄭栄植(Jung Youngsik)に 4-2 (11-9, 11-6, 6-11, 11-5, 5-11, 11-7) で,2回戦では第6シードの香港の唐鵬(Tang Peng)に 4-3 ( 9-11,11-7,10-12,9-11,11-5,11-4,11-7) で勝ち,準々決勝に進む活躍をみせた。準々決勝では松平賢二と水谷隼に勝った韓国のチョッパー・朱世爀(Joo Saehuk)だ。松平は第4ゲームの9-4とリードしてからの7連続失点が痛かった。第7ゲームの7点,8点,11点はチョッパー・朱の3球目攻撃によるものだった。惜しい試合だった。水谷は対戦成績で分が悪い朱に一歩及ばなかった。
村松雄斗は中国の帰化選手のカタール・李平(Li Ping)と丹羽孝希に勝ち準々決勝で尚坤と対戦する。
女子シングルスでは若宮三紗子が第3シードのシンガポール・馮天薇(Feng Tianwei)に 4-3 (11-7,11-7, 11-9, 8-11, 4-11,7-11, 11-9) と激戦を制し,さらに韓国の田志希(Jeon Jihee)に 4-2 (5-11, 5-11, 11-8, 11-7, 11-3, 11-8) と逆転勝ちし,準々決勝で中国の陳夢(Chen Meng)と対戦する。
石川佳純も1回戦,2回戦とも中国帰化選手に勝ち,準々決勝に進んでいる。1回戦は1-3からの大逆転で命拾いした。伊藤美誠は中国のチョッパー・劉斐(Liu Fei)に 4-2 (7-11, 11-9, 11-7, 11-9, 4-11, 14-12) と振り切り見事な勝利をおさめた。明日,2回戦で中国の丁寧(Ding Ning)と対戦する。
男子ダブルスでは森薗政崇・大島祐哉ペアが中国の方博(Fang Bo)・閻安(Yan An)ペアに 3-1 (11-5, 6-11, 11-5, 11-8) で貫禄勝ち。松平健太丹羽孝希ペアは明日の準々決勝で馬龍(Ma Long)・許しん(「日」に「斤」)ペアと対戦する。
明日は男女シングルスの2回戦と準々決勝,男女ダブルスの準々決勝があり,それぞれベスト4が確定する。